<2002 サマースペシャルミュージカル>美少女戦士セーラームーン 無限学園~ミストレス・ラビリンス~ [DVD]
原作の第三期「デスバスターズ」編、アニメの「S」編に該当する作品です。この作品では、目的は同じなのだけれどそれを遂げるための手段が違う、というセーラー戦士たちの間での葛藤が表われています。購入したときには是非ここに注目して見てみてください。
また、敵を演じていらっしゃるキャストの方たちはヴィジュアルがすごくピッタリで、思わずアニメの絵の中から抜け出てきたのかと思ったくらいです。
劇中で歌われる楽曲もすばらしいものばかりで、聞いていて心が震えました。
金色のコルダ クラシック ファーストレッスン
金色のコルダの台詞は遠まわしな表現が多いのですがこの本でそんな台詞に隠されたキャラの本音がわかったりします。ゲーム中に出てきた解釈劇をさらに詳しくコミック化してあるのも魅力。さらにキャラのコンクール衣装についての説明もかいてあり制作者のこだわりに脱帽・・・。コルダファンならお奨めの一冊。
まんがと生きて
著者の半生をご自分で書いたエッセイ集。
東京芸大の教員宿舎で育った楽しい少女時代から、ご主人とのドラマチックなロマンス、たくさんのアシスタントさんと共同作業しながらマンガを製作し活躍し続ける現代まで、イラストもたくさんもりこんで描かれています。
私の母が「わたなべまさこさんのマンガは当時想像もできなかったような、レースのドレスや素敵なベットや可愛い女の子が出てきて、すごくあこがれたんだよ。」と話していたのですが、
ご本人が「あこがれの生活をマンガで表現して、皆に夢みてもらおう」と作画していたことが書かれていて納得しました。
垣根越しに隣地の動物園に入り込んでターザンのように遊んでいた夢のような少女時代のお話に続いて、終戦後すぐに若い兵士達が大学の敷地で自刃した話などもあり、作者の生きてきた時代が女性ならではの目で観察されていてとても興味深く読みました。
明るく前向きな作者の語りがとても気持ちの良い読後感もあたえてくれます。
まだまだ描きたいまんががある、とおっしゃていて、この先の作品もとても楽しみになりました。
金瓶梅(1) (双葉文庫―名作シリーズ)
中国四大奇書の中に入り、しかも性描写の過激さで中国ではその原本すらいまだに発禁状態の「金瓶梅」コミック化されたらどんなに面白いだろうと思っていたところが、女性漫画家では大御所のわたなべまさこがコミック化に踏み切ったのは嬉しい限りである。作者の創作話が多く、残念ながら原本に忠実だとは言えないが主人公のプレイボーイ西門慶はじめ美しい妻妾達の中国のコスチュームは楽しめる。美しいタッチの漫画もさることながら、過激な情事の場面もたくさんあるので原作を知らなくても十分に楽しめるからご安心あれ。一読者としてはわたなべ氏が早くこの物語を完結して欲しいと思う。だってなかなか次の号が出なくって待ちきれないんだもーん!