天は赤い河のほとり サウンドシアター7
いいですねー。
井上さんの美声。うっとりです!!高山みなみちゃんのユーリもかわいくてはつらつとしてて、そのまんま。
おしむらくは、進展が早いのと(語り2行で戦闘が済んじゃったりする)、効果音がかなり抑えられてるので臨場感がない・・・・。群集や風の音、水の音、そういうのがすべてカットされてる。その分、役者さんの力量がわかる物語にはなってますが・・・。あおりまくりなBGMもないし。
井上さんのロマンスシーン(ハッキリ言って濡れ場ですね)がすくないのは確かに不満だ。
聞きたいぞー、実際にそういう睦言言われてないからさ。
天は赤い河のほとり 外伝―魔が時代の黎明 (ルルル文庫)
外伝が出ていたことをこちらのサイトで知り、購入しました。
私は学生の頃から天は赤い河のほとりが大好きだったので、再び天は赤い河のほとりを読めて嬉しいです。
外伝はカイル皇子(後にヒッタイト帝国史上最大の繁栄を築く皇帝ムワタリ2世)の弟であるザナンザ皇子が主役です。
時は紀元前14世紀、ヒッタイト帝国皇后陛下ヒンティ様(カイルの母君)が毒殺されたところから話は始まります。
近衛隊が調査、ヒンティ王妃の腹心である女官長ライーサがヒンティ王妃に恨みを抱き、王妃のワインに毒を盛り王妃様を毒殺、ライーサもその場で毒を飲み自害したとされた。
しかし、ザナンザ皇子はライーサをよく知っているため、ライーサの仕業とはとても信じられない。
ほかに犯人がいるのではと考え、カイル兄上に話すのだが、カイル兄上は心を打ち明けてくれない…。
ザナンザはカイル兄上もヒンティ王妃も慕っている。カイル兄上の役に立つことだけが望みなのだが、カイルはザナンザがこの件で動くことを許さない。
兄上のためなら命も投げ出してもかまわないと思っているザナンザはカイルの心がわからず…。
そしてカイルが事件を調べているとナキア妃が黒幕ではないかとわかってきて、証拠の書簡を見つけたところで続きとなります。
後にヒッタイト帝国の双璧と言われるカイルとザナンザですが、まだ現時点ではザナンザはその意思もなく、カイルの一番の忠臣でありたいと思っている状態です。
この先、忠臣ではなく、カイルと肩を並べる存在になるのかがテーマかと思われます。
私は篠原先生の絵が好きなので欲を言えばもっと挿絵があると良かったです。
天は赤い河のほとり(5)
サウンドシアター5は是非手に入れてください!
やはりラムセスの登場が聞き応えありますね。ワイルドで色気もある
関さんの声がイメージぴったりです。ストーリーはかなり縮小され、
カットされているエピソードも多々ありますが、絶対押さえてほしい
決めのセリフが原作どおりだったので良かったです。
カイルとユーリのからみのシーンもいい感じです。
優しく切なげに語るカイル皇子は井上ファン、カイルファンにはたまらんでしょうなぁ・・・