グレンミラー物語 [DVD] FRT-295
売れないトロンボーン奏者兼編曲者時代から、
後に妻になる大学時代の同級生ヘレンに
真珠のネックレスを送る経緯、'40年代の
バンドマン時代、独自の演奏スタイルを
貫くために、この当時珍しかった
自分のオーケストラを持つという試み、
戦争中に慰問演奏に乗り出したことや、
数々の名曲の生まれた秘話、
撮影当時の嬉しいカメオ出演として
L・アームストロングの演奏もなどが
盛り込まれ憧れのパリを前に亡くなった
姿を名優J.ステュワートが演じる姿が
すがすがしく、これがわずか500円で
手に入るというのはおすすめの一作である。
THIS IS JAZZ ベスト・アンド・グレイテスト
たまにはジャズでも聴いてみよう・・・と、たまたま見つけたCD。
ジャズの名盤と言われるソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
やビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』、アート・ブレイキー&
ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『モーニン』で幕を開け、マイルス・デイヴィス
やキャノンボール・アダレイ、ハービー・ハンコック、バド・パウエル...と
ジャズの名演奏家達の歴史的名演がズラリ!
1枚目はジャズヒッツと称され、ジャズのヒット曲集となっており、
2枚目にはナット・キング・コールやジュリー・ロンドン、ルイ・アームストロング等
のヴォーカルものと「枯葉」やコルトレーンの「マイ・フェイヴァリット・シングス」
等の名スタンダードがたっぷり。
1枚目も79分超!で、2枚目はなんと79分57秒!もの収録時間なのに、全く長さを感じない。
「ジャズってこんなに良かったんだ〜」って再認識させていただきました。
ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション
元々がジャズが出発点の村上春樹が和田誠とコンビを組んで作ったジャズ・エッセイのCD化。
ビリー・ホリディのコロンビア盤の『君微笑めば』で始まる。彼女の歌う『あなたが微笑めば、世界そのものが微笑む(When you are smiling, the whole world smiles with you.)』は、『癒し』を越えて『赦し』の声だ。もう『癒し』では間に合わない『赦し』を求める傷だらけの日常にしみる。
チェット・ベイカーが入っていないのが僕には不思議残念だ(●^o^●)。このCDを聴きながら、このエッセイを読む。至福の瞬間である。だから村上春樹はステキなのだ。