おしゃれシャンソン
ディミトリ・フロム・パリとディズニーの「おしゃれキャット」とavex trax。なんだか変な組合わせだけど、なんとなく分かってしまうというか、ディミトリも相当、日本付きました。かなり日本のアーティストが参加しています。野宮真紀や須永辰緒なんてすごく常連って感じです。ところがM2に水木一郎のクレジットが、えっまさかって感じですが、多分あのアニメの主題歌の神様ですよね。これには正直、驚きました。水木一郎のシャンソンですよ。さすがディミトリという感じです。
ただ全体通すと、音的にはファンキーなクラブジャズが主体でカッコイイんだけど、どうも「おしゃれキャット」っていう部分が弱いかなと思いました。もう少しお茶目音でもよかったんじゃないでしょうか。これは詰まるところ、ディミトリのアルバムですね。もう少しアニメ色が僕は欲しかった。クオリティは高いと思うけど、そこだけは残念です。ディズニーがこんな音って、ちょっとやだなという感じです。
まあavexぽさというのは、ほとんど感じられず、そこは評価できますが。
武士の一分 豪華版 [DVD]
届いてから少し待って、暮れ方から夜にかけてカーテンを閉めずに観てみました。
全体のトーンが低くなく高くなく中間なのは、山田作品のもつ味であると同時に、
庄内弁の抑揚に関わるのかも。上方方言の影響があるそうで、上方出身の私は
主人公の話す「加世はXXなおなごだの」のXXがキーワードのひとつかなと思いました。
泣きポイントはいくつかありますが、徳平が加世に問い詰められて言う、親心の言葉に
ウッときました。
幸せなときには鳥の声がして、やがてそれが聞こえなくなります。
蛍のくだりも美しい。ぜひ観てみて下さい。
この映画の主役はもしかして加世?と思わせる木村拓哉さんって、やっぱりすごいのでは。