機動戦士ガンダム ガンダム VS. ガンダム 攻略ガイド (エンターブレインムック ARCADIA EXTRA VOL. 67)
ある程度のコンボというのか出し切り格闘のダメがのってます。
が、いかんせん他メイン→サブなどはのっていない。
この時点でアウト。
使えなくもない。ただ、値段の価値はあまりないかと。
機動戦士ガンダム外伝―THE BLUE DESTINY 講談社文庫
お馴染みの「ガンダム」世界に題材をとったゲームのノベライズ、ではあるものの、たぶん、モトネタとなったゲーム自体は、あふれんばかり「ガンダムのキャラクター商品」の中では、かなりマイナーな部類に入ると思う。だって、「あの」セガサターンのゲームだったし。
その意味で、ゲームが流通していた当時に発刊された作品が、モトネタのゲームが半ば忘れ去られていようとしている今になって、ティーンエイジャー向けのライトノベルのレーベルなぞではなく、「講談社文庫」という、ごくごく普通の、一般的な小説が納められるレーベルの一冊として再発行されたことは、かなり異例のことだと思う。たしかに、モトネタのゲーム(あるいは、「ガンダム」という、今ではかなりポピュラーなものとなった虚構世界)のことを前提として知らなくとも楽しめるような工夫は、随所に施されているのだが。
ともかくも、三十年以上に渡って多くの人々の手によって構築されてきた作品世界を、これでもかといわんばかりに累積されてきたディテールを、軽々と裁いて見せる力量はいっそ見事で、誠実だとは思う。思うけれども、過去にでた「ガンダム」物のノベライズ(まあ、大本、作品の監督である富野氏の手によるものほとんどなわけだが)などと比べると、読んだ印象はかなり異なる。
なんというか、こっちの作品のほうが清潔というかさわやかというか、印象としてあまりセクシャティを感じないんだわ。これはたぶん、富野氏の資質と皆川ゆか氏の資質との違いによるとことが多いんでしょうけど。まあ、富野氏、文章家としてみると描写が「濃い」というか「くどい」ほうだし。
機動戦士ガンダム外伝the blue destiny (プラチナコミックス)
元になったセガサターンのゲームはしていませんが、小説として、1つの物語として、とても良い出来だと思います。
巻末には宇宙世紀の年表(シャアの反乱まで)と架空の人物の宇宙世紀についての歴史講演。
そして福井晴敏氏が解説を書いています。
同氏はターンエーガンダムの小説版を書き、2008/6現在は「ガンダムUC」を連載中。
ガンダムUCに登場する「ニュータイプ・デストロイ・システム」は、本書に登場する 「EXAMシステム」を(宇宙世紀世界の中で)発展させた物なのでしょうか。