ピラニア~殺戮生命体~【字幕版】 [VHS]
某巨大ビデオレンタル店にて投げ売りしてて買いました。
(¥80)
水中ピラニア進行シーンはオリジナル作品からの流用らしいですが
凄く楽しめました。脇役もイイ味出してますね(特に犬)
子供が犠牲になるシーンはさすがに痛いです。
…レビューからそれますが、
この様な『マイナーな良作』がレンタルの市場から消えて
誰もが知るウンザリな作品のみが棚を占領する実態も改めて感じました。
ピラニア リターンズ 3D コンプリート・エディション (2枚組) [Blu-ray]
とにかくバカ映画が大好きなので、吐瀉物が3Dで飛び出てきた時点でこの映画はまさに個人的なツボにど真ん中と確信しました。上映時間が83分で最後のエンドタイトルで延々と無駄に楽屋落ちをやってますので、実質は70分程度の映画にエロ・グロ・バカの3点セットをぎゅうぎゅうに詰め込んであるという潔い映画でもあります。ただその分当然に、お下劣さはたっぷりまぶしながらも動物パニックホラーの王道ストーリーに忠実だった前作には映画の完成度としては全く及ばないのも事実。日本人にはデヴィッド・ハッセルホフを大フィーチャーした自虐ギャグも今ひとつピンときませんし。(藤岡弘みたいなイメージでしょうか?)それでもただひたすらバカバカしい見せ場でたたみ込んできて拍手喝采のラストまで爆走するこの1本、あの無駄なエンドタイトルさえなければ大推薦するところです。ハリウッド映画の予定調和にうんざりしている私は驚愕のラストシーンに100点満点の大爆笑だったのですが、やはりこのやりたい放題の映画でもこの落ちにはどうしても言い訳が必要だったとみえて、そのシーンのほのぼのした撮影シーンをエンドタイトルでお披露目していてそこがちょっと残念でした。最後までふっきれてくれていれば・・・。
FILL IN THE BLANKS
1997年にリリースされたアルバム「Franchise」に較べれば格段の進化じゃないですかね。
本アルバム「FILL IN THE BLANKS!」は2000年のリリース。
1999年に黒夢が無期限活動停止を発表したんで、
人時さんがソロになってからの初のアルバムと言うことになります。
今回は録音状態もとても良いです。
「Franchise」がどうにもデモ録音のような荒さがあったけど、
こちらは音像に立体感が出て来ました。
そしてなにより「Franchise」が高速ビートを多用した、
少々歌謡曲ぽい楽曲が多かったのに対し、
「FILL IN THE BLANKS!」は緩急が出て来ました。
人時さんのボーカルも下手にシャウトせずに比較的にナチュラルに歌ってますね。
こちらのほうがボーカルは断然良いと思いますね。
どうにも黒夢時代の清春さんの、
過剰セクシーなバイセクシュアルなボーカルのイメージが強烈なんで、
人時さんも、その点、損だとは思うけど、
アルバム収録曲全曲のボーカルをとる以上は、
彼の声質の個性を探求したほうが良いと思いましたね。
本アルバムはサウンド面もボーカル面も突破口が見えた作品に思えますね。
ただ、やっぱりハードなアップテンポのサウンドが、
お神輿ビートになっちゃうのは日本人の特性ですかね?
これはこれでいいんですけどね。
僕の細胞に染み込んでいないと言うだけの話で、
否定するつもりは全くないんですけど、
「FILL IN THE BLANKS!」はそれでもお神輿ビートオンリーではなく、
色々なビートを取り入れてるんで飽きは来ないと思いますが・・。
なにより本アルバムは「Franchise」より俄然ロックぽい。
これは共感してしまうので、
黒夢をあまり聴いていない僕としては、
人時サウンドから黒夢を逆に聴いてみたいと興味を持ってしまったアルバムですね。