さだシティ
さだまさしの記念すべきデビューから通算40枚目(ソロ36枚、グレープ3枚、レーズン1枚)となるオリジナル・アルバムです。冒頭の市長挨拶でさださんが述べられている今年起きた東日本大震災に衝撃を感じた心の揺れと被災地の少年の「天を恨まず」の言葉に目を覚まされたというエピソードに強い感動を覚えました。また、旧「まさしんぐタウン」の住人達の懐かしい三つの逸話は微笑ましく楽しんで読みました。それから巻末のライナーノーツのタイトルがガイドブック(旅行案内書)という「主人公」の歌詞に出て来るフレーズだと気づいたのも真に嬉しい驚きでした。本作は震災の時期に配慮してか生真面目でユーモアは殆ど無く、ノスタルジックな淡い夢を見ているかの様な印象の断片的な短篇小説集の趣きですが、やはり繰り返し何度も聴き込む程にさださんの優しい世界がしんみりと心に深く染み入って来るでしょう。
『桜の樹の下で』さださんが桜を歌った曲は、昔は「桜散る」「初恋」「心斎橋」等の切ない物が多かったですが、最近は「春爛漫」や本アルバムで歌われる様なポジティヴな作品が増えて来たなと感じます。
『名画座の恋』名画座の恋が終わる頃、大人になる僕はきっと「交響楽」みたいな恋を経験したに違いありません。
『プラネタリウム』宇宙の大きさと恋人達の心の広さを比べる「天までとどけ」の世界観をクールに歌い切ります。
『廣重寫眞館』古き良き時代が確実に終わりを迎える事の寂しさを感じながらも新たなときめきに胸を躍らせる前向きな心情を歌います。
『古い時計台の歌』「生命短し恋せよ乙女/戦え男の子」と歌い、老いても一生青春なんだよとオールド世代を鼓舞し活力を与えてくれます。
『図書館にて』図書館で自由に想像の翼をはためかせた果てに二人の恋は実るのか?答は最後に明かされますが、何れにせよ恋も読書も彼の生涯に渡って続きそうです。
『黄昏アーケード』「絵はがき坂」の別れの様に元気には振舞えない諦めの思いが漂う恋を、平静を装いそっと噛み締めて歌います。
『美術館』「肖像画」の様に強く自信満々ではない気弱で切なげな恋だけれど彼の幸せを心から祈ります。
『強い夢は叶う』「辛い時も笑って明日を諦めずに頑張れば、きっと夢は叶うのだ」という信念を歌い勇気づけ力強く励ましてくれます。
『泣クモヨシ笑フモヨシ 〜小サキ歌ノ小屋ヲ建テ〜』曲名を見て直ちにさださん流に解釈された宮沢賢治の名詩「雨ニモマケズ」の世界だなと感じました。さださんの望まれる限りは今後もずっと歌い続けて行くという確かな意志が伝わって来るしみじみとした人生歌の名曲です。
『桜の樹の下で 〜reprise〜』単純ながら心癒してくれる優しいメロディーが長く記憶に残ります。
さださんはこれまで500曲を超える作品を発表し来年の春には60歳を迎えられます。さださんには何時か「主人公」や「風に立つライオン」を超える名曲を書いて欲しいという長年に渡る願いがありますが、でもその結果はどうであれ今後も若い頃の名曲達に負けないコンサートで歌われる愛着のある曲をたくさん生み出して頂きたいと願っています。
テイルズ・オブ・デスティニー 3
漆黒の翼たちの情けない声からスタートです(笑)
美少年剣士が誰かさんの料理を支持したり、漆黒の翼リーダーの意外な故郷が発覚したり、金の亡者は相変わらずやきもちやいてたり、美少年剣士が「いつでもお姉さんのところにいらっしゃ~い」と言われてヒヤリとしたりもします。記憶喪失のお姉さんも涙涙です。
そして、ウッドロウとチェルシー再登場。第1部の佳境なのでなかなか聞きごたえのある出来映えです。
ドラマCD テイルズ・オブ・デスティニー2 第4巻
内容は天地戦争時代のもでソーディアンチームの絡みなどが多いです。
ゲーム版では語られなかった事などが聞けます、例えばディムロスが自分の苦悩をイクティノスに相談する場面やディムロスとカイルの組み手などです。
個人的に良かったのが、ジューダスがリアラやロニの相談に乗る場面が一番良かったです!^^
彼の暖かさが凄まじく伝わってきました!!他はカイルのリアラに対するデレぶりとハロルドの言動の可愛さ、バルバトスの言動の面白さが良かったです。
ゲーム版でも良かったですが、更に天地戦争時代を楽しめると思います^^