[やさぐれ旅行人 DJ北林シリーズ] (黙示録第十章) 現地採用残酷物語 [DVD]
海外現地採用希望者の甘い夢を見事にぶち壊してくれる一作。まぁ採用される国で条件は違うだろうが、せめて最下層の地獄だけは知識として知っておいたほうがいいでしょう。最貧国で低賃金・長時間で働く中年男の悲哀が、あますことなくさらけだされていて、労働基準法があるありがたみを身をもって感じられます。
でも、当人はそこまで悲壮感を持ってるわけでもなく、以外に楽しんでいる様子ですけどね。
年々悪化する国内の労働条件の中、モチベーションも低下の一途ですが、これを見終わった後は、なぜだが勤労意欲がでてきました。
[やさぐれ旅行人 DJ北林シリーズ] (黙示録第一章) 裏切り売女麺 [DVD]
東南アジア圏といえば、かつてはノンキな民族性、温暖な気候、うまいメシ、安い物価、パチモノ天国、気だてのいいおネエちゃん(職業女性)…等々のウリに惹かれて、世界中のぐうたら旅行者が街灯に群がる蛾のごとく引き寄せられるスポットとして定評があったものだが、近年は新興国景気の煽りを受けてか、こんな地域にも市場主義が蔓延しはじめ、だんだん世知辛くなっている…らしい。
21世紀の今や風前の灯火ともいえる、そんな「古き良き<アジアの場末>」を、90年代から地道にルポルタージュしてきたクーロン黒沢氏。だが最近は、アジア方面の著作はあまり出しておらず、もちろんドライオーガズム本(エネマグラ教典)もサバイバル本(乱世のサバイバル教典)も(違った面白さがあって)愛読はしていますが・・・というオールド・ファンには「砂漠に降った恵みの雨」ともいえる、このビデオシリーズ[やさぐれ旅行人]をお勧めしたい。活字媒体から映像作品へ。これまでクーロン氏が出してきた数々の「アジア読本」内で記述されていた奇人怪人列伝が、お茶の間の液晶テレビで思う存分楽しめる! クーロン・ファンなら迷わずこれは、買い…でしょう!
『プノンペンどくだみ荘物語』の登場キャラの一人でもある「DJ北林」氏をナビゲーターに、イースト・アジアのダークサイドを脱力感満点のサウンドと映像、マシンガンのようなお下劣トークで存分に味わえる逸品(「組合長さんよォ、あんたにも『オレンジ通信』の世界を味合わせてやりたいよォ〜」のくだりは、何度観ても爆笑)。そう、そもそもこの映像集は、某ニュースブログ・サイトの「人生相談コーナー」に端を発していたのだった。迷える子羊たちのお悩みをバッサバッサと斬ってゆく北林氏。同じ男として、その生き様を大リスペクト!(決して真似できないけれど…)
大事なことなので最後にもう一度言います。
クーロン氏の愛読者なら、買って後悔はしない…ハズ!!!
旅の指さし会話帳DS タイ
説明書などを読まないで使う人なので、やっぱり正直使いづらいなぁとは思いました。
現地で使うには使いこなしてから行かないと、難しいと思います。
でも、声で発音もわかるので面白いのは面白いですね。
一度試してみる価値はあったなぁと思います。