モンスター・パニック [DVD]
ビッグ・モーローとダク・マックリアと男臭いメンツにアン・ターケルとシンディ・ワイントロープというマニアにしか受けない女優陣が楽しいモンスター映画。ロブ・ボッティンのデザインしたクリチャーは脳みそむき出しの半漁人みたいなやつ。後半、わらわらと数個体出てきて盛り上がってしまいます。子孫繁栄のため、女性を襲うという設定がなんだか異様。監督が女性のバーバーラ・ピーターズだからでしょうか。
モンスターパニック―超空想生物大百科 (Million mook―新映画宝庫)
これと続編「Returns!」を持っておけば、
偉大なる怪獣映画の世界史を網羅できます。
怪獣映画はコングと東宝と大映だけじゃない。
日本人のコンマ数%しか観たことない怪獣映画だってたくさんあるのだ。
昨今こそDVDが出るようになりましたが、昔は海外原語版が当たり前の時代。
アメリカのビデオ屋のワゴンセール品を買い漁ったのも今は昔・・
今やほとんどの掲載作品が根性と執念入れて検索すればネットで観れます。
<英語だけとは限らんけどねw
映画秘宝と異なり、作品ごとにコラムが設けられてるので資料性高し。
トレマーズ 3【日本語吹替版】 [VHS]
初めに単にB級モンスターパニックが見たいのであればオススメは出来ません。
遂に空を飛び始めましたが1の台詞「あいつら空飛べるかもしれないんだぜ」(だったかな)に引っ掛けているのでしょうね。面白いです。
4はありますが時間軸的にはこちらが最終作です。
ただ1や2と比べると風呂敷を畳むことを最優先で作られているので綺麗に落としどころを付けていますが、それだけに今までの魅力が薄れてしまっています。
とは言えオチは中々自然ながらも皮肉った内容となり、「トレマーズ」のファンが最後に行き着く場所としては最高の出来でした。
ブルーレイでもDVDでも良いので大画面で日本語版が出ることを願ってやまないです。
モンスター・パニック [DVD]
モンスター系パニック映画といえば、70年代後半を中心にブレイクしたジャンルだ!本作の「モンスターパニック」は1980年に公開された作品だ。本作はパニック映画というより、B級ホラー映画といったほうが正解かもしれない。
個人的に印象的だったのは、スプラッター風シーンよりもモンスターの変態振りの方が印象的だった。なぜモンスターが変態だというのかというと、簡単に言うと、モンスターが若い女性を襲う際に必ず強姦行為を行っているからだ。襲う相手が男や犬などは即惨殺するのに女には強姦することを考えると変態モンスターと言うしかないだろう。また個人的にスプラッター風ホラーシーンよりも若い女性のビキニシーンやヌードシーンなどのお色気シーンの方が印象的なのだが、変態モンスターが登場するのだから当然のことかもしれない。それではホラーシーンとかはどうかと言うと個人的には少々気持ち悪い気がするがB級臭さが強いためか全然怖いとは思わない。どちらかと言うと「エルム街の悪夢シリーズ」や「13日の金曜日シリーズ」の方が圧倒的に怖い。また個人的に印象的なのが、モンスターが見た目と比べて意外と弱いことだ。後半の方だが、ライフル銃であっさりやられたり、ビキニ美女に石でぼこぼこにされたり、最後の方では男たちにリンチ状態になり撲殺されるなど意外とあっけない面が多いのが不満だった。もう少しモンスターを手強くした方が面白かったかもしれない。どちらかと言うと本作はモンスターパニック系映画好きの者や、ホラー映画好きの者には不満な点が多いだろうが興味があったら一度見るのも悪くはないだろう。