関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)
全三巻。司馬氏の最高傑作は何かと聞かれたら「坂の上の雲」や「竜馬がゆく」が多く挙げられるだろうと思う(個人的には一人の主人公を挙げた小説としては「花神」が最高傑作であり、一番好きなのだが)。しかし、小説としての出来を考えるなら、本作が最高傑作だろうと私は考える。
ストーリーは主人公を石田三成にして、彼の視点と司馬氏の「余談ながら、」が巧みに交錯しながら、当時の東西軍の状況を見計らっている諸国の武将の様子が語られ、その思惑の数々が関ヶ原へと集結していく様を描いている。この司馬氏の余談は時には冗長すぎて、小説のテンポや話の筋を中断させてしまうことも少なくないのだが、本作に至ってはそれが当時の諸武将の思惑や事情の説明にこの上なく寄与していて、話をよりリアルに感じさせてくれる。そしてそういうデータ部分の充実による基盤の強さのもとに、石田三成の赤心と大谷刑部の冷静な判断と友情といった小説的なドラマ部分が力強く進んでいく。決戦時の各武将の選択、そして義に殉じた石田、大谷の二人の壮絶な敗北には思わず哀しみの念が漏れる。
情報収集主体のルポ〜ドキュメンタリー的記事と小説的な面白さの適切な融合、そして適度な長さといい、知識的にも感情的にも読ませることを両立した小説としての完成度は司馬氏の作品の中でも白眉なのではなかろうか。「坂の上〜」や「翔ぶが如く」は確かに重要な作品だが、主人公を立てた小説として成功しているとは言い難い(データの羅列と叙述と化してから以降が長いという問題もある)。よって本作が司馬氏の新聞記者時代から得た手法の最高傑作だと思っている。
何回読んでも情報整理の的確さに感心し、小説部分でのスリリングさと二人の友情には心を動かされてしまう面白さがある。データを重視したタイプの司馬作品の入門としてもお勧めです。
百花繚乱 サムライガールズ 零巻 ガールズ開花宣言!咲き乱れちゃう限定版!! [DVD]
平川さん目当てで買いました。 本編アニメのPVも二本入っていて、本編ストーリーやキャラクター紹介も声優さん達がしてくれるので、あまり知らない方でも大丈夫です。 50分収録されている本編のうち、約45分間は声優さん達の映像です。 平川大輔さん、悠木碧さん、釘宮理恵さん、寿美菜子さん、後藤沙緒里さんによる、トークやチームに分かれてのクイズ対決、心理テスト、ゲーム対決など、みんなでワイワイのお遊びコーナーが約45分間も収録されています!小林ゆうさんの画伯っぷりも、少しだけ披露されてます(笑) それぞれの声優さんファンは買って損はないと思います! お買い得ですよ!!
武将の友(和三盆糖100%)干菓子
和三盆のお菓子が好きであちこちで買っているけど、北陸の和三盆は初めてです。主に西日本で買っているので、味わいに違いがあるなあと思いました。武将の友のなにふさわしく、味わいはすこしワイルド。粒子も少し粗さをのこしコクもにがみもすこし強め。武将が野駆けのあと熱いお茶で味わう、そんな感じです。お花見にあついお茶と一緒にもって行こうと思います!
修羅の果てまでも/義風堂々!!
大戦モードで流れる修羅の果てまでもは、斬のよっしゃあ漢唄とは違った迫力があり、何度も繰り返し聴きたくなる謎の中毒性も持ち合わせている名曲
でも個人的には他の曲はあまり印象に残らなかった。傾奇者恋唄のアレンジも原曲の方が数倍好き、まぁ好みの問題かも
だが最後の戦士~DARING WARRIOR~はどうしても慶次とミスマッチな様な気がしてならない
カッコイイ楽曲なんだけどねぇ…
★は修羅の果てまでもの完成度を評価して4つ