知識ゼロからの哲学入門
哲学への入り口としてだけでなく、哲学的な考えを実生活に役立つよう書かれているから、実用書としてうれしい。
哲学はそれ自体難しいから、入門書とはいえ私のような全くの素人にとっては「えっ?これが入門?」というような難解さがあり手強い本が多い。
でも、この本は最も易しい部類に入ると思う。
構成はシンプルで、プラトンからデリダまで30名の哲学者(思想家)の、
1.プロフィール、2.エッセンス(キーワード)、3.生活に役立つ解釈
がそれぞれページ見開きで図解してあるので、直感的に分かった"ような"気になる。(←ここポイント)
専門用語も多いが、「つまりこういうことだよね。」と筆者の解釈が言い換えてくれているから、初心者にとって理解しやすい。
この中で哲学者に興味を持ち、他の本を読んでみるのがいいと思う。