涙(鈴木光司プロデュース)
青空が眩しくて外にも出られないような日。
朝起きて雨が降っていると、何故だかホッとしてしまうようなとき。
作り笑いをして、自分でも顔がひきつっているのがわかるとき。
可愛くてようがないはずの子供の声が雑音に聞こえてしまうとき。
家族と一緒にいても、どうしようもなく孤独になるとき。
特に差し迫った不幸は見当たらないのに、心が晴れないとき。
そんなとき、木村真紀は寄り添うようにそばに来てくれます。
らせん [DVD]
リング0,1,2を見ており
どれも最後はやりきれない結末なのですが、
本作は珍しくハッピーエンド風で
子を持つ親としてはあの結末は好きです。
ビデオのダビング以外でもあんなものや
こんなことしたりすると死なないっていうのも
続編ならではですね。
貞子やグロい映像はあまり出てこないので
軽めホラーとして楽しめました。
ever
デジモン作品でも有名な歌手、和田光司さんにとって3rdアルバムであり、ミニアルバムとしては初の作品。デジモンシリーズからのデビューから10年!のどの手術のためおよそ2年の活動休止を得ての復帰。復帰後もライブ活動を中心に活躍し、ついに8/1に発売。
デジモンという枠組みを超えた独自の音楽センス。ひとつひとつの歌詞、言葉が心に直接響く歌の数々。ぜひ聞いてもらいたい一枚です。ちなみに私のおすすめは「bravery」です。
リング (角川ホラー文庫)
映画を先に観てて、もの凄く怖い思いをした。(DVDですけど)
部屋から逃げ出したのは初めての経験。
かなりあとになって、原作となる小説を読んだ。
最初息子が読んでて「とてもじゃないが先に進めない」と言い、途中で放り投げた。
「じゃ〜俺に貸してみろ」と読み始めた。
もの凄い怖いんだなという先入観からか、そんなに怖いとは思わなかった。
ただ、謎解きで展開して行くストーリーの面白さには脱帽。
浅川はやはり男であるべきでは・・・と思った。
映画より小説がお薦めです。
エス
「ハッピーバースデイ」で、多様性を取り戻したループ界。多様性を取り戻したと言う事は、あらゆる可能性の未来も生まれたというわけで、本作はその一つと位置付けられる。
分岐点と言うのは、「ハッピーバースデイ」で描かれた未来とは違う未来がある事。「らせん」のラストで世界は大きく枝分かれし、これは小さな枝葉なのだろう。ただ、人類にとって圧倒的な脅威の存在だった山村貞子の結末があまりにもあっさりしすぎなのだが、ある意味では彼女にとって幸せな部分もある。化け物化した映画と違う原作者なりの思い入れなのだろうか?
ホラーではなく、これまでのシリーズをおさらいする集大成的位置づけであり、映画版がスタンダード化している事への抵抗にも見える作品だ。
「貞子3D」には、これを原作と名乗って欲しくない。