ビートルズを歩こう! 〜THE BEATLES' LONDON〜 ロンドンゆかりの地究極ガイド
装丁も中身もかわいい本です。
写真もいっぱいありますし、ロンドンに行けなくても、ビートルズがどうロンドンで過ごしていたかが目に浮かぶようでとても興味深かったです。わたしを始め、きっとロンドンの現地まで行ける人は少ないと思いますが、それでも誌上で旅をした気分になれる1冊です。映画のロケ地の特集があるのもよかったです。
ロンドンでも最近発売された本です。文章はマーク・ルイソンですし、ファンは必読だと思います。
Lost & Found Hip Hop Underground Soul Classics
しかも2枚組でのリリースですから聴き応え十分の大傑作と言ってもいいですね。
INIの方は今回のリリース前に既にプロモやブートなどで出回っていたのですが
そのどれもが曲順が違ったり、Life I LiveとSquare Oneのピッチが間違って
速くなっていたりしたのですが、それがきちんと修正されてますし、音もブートより良くなってます。
ただ曲順はブートCDと同じ曲順のままでピートがソロ契約でRCAからソロアルバム発売時に
プロモで出していた物とは違いますね。
タイトル曲Center Of Attentionを始めサンプリングネタのチョイスも絶妙で
こんなにかっこいい作品は他にないといってもいいくらいですね。
シングルで出ていたFakin Jaxが全てを物語っているというか
色んな音がまるで万華鏡のように混ざり花開く、といった感じで見事な完成度です。
Step Upはホテルの館内BGMみたいな曲使って、それがこんなにかっこよくなるかと脱帽です(笑)
それから全く聴いたことがなかったのがDEDAのアルバムですが、
1曲目だけはブートか何かで聞き覚えがあったのですが、
Pete Rock & CL SmoothのSearchin’似のトラックでこれまた格好いい。
2だけR&B色の濃い曲で女性ボーカルが入って曲の雰囲気も他とちょっと違う曲です。
あとビートナッツ"Props Over Here"似の(というか同じDonald Byrd"Wee Tina"サンプリングですが)
(6)や A Tribe Called Quest "Jazz(Re-Recording)" に似た(9)などもありますが
アルバム全体としてはおそらく94〜95年辺りにレコーディングされた物だと思われます。
一番いい時期に録られた作品ですね。
上記の説明にあるようにピートロックが自身の所属していたエレクトラレコードの傘下に
ソウルブラザーズレコードを設立して、そこからデビューさせる予定だったようですが
INIはシングルFakin Jaxが96年に12”とCDシングルでリリースされていました。
ところがレコード会社に売れないと判断されたのか、アルバムが出なかったという経緯があります。
第2弾でDEDAも出す予定だったんでしょうね。
時々色んなアーティストでお蔵入りになるアルバムってありますから
こういう形で正式にリリースされたのは運がいいというか非常に嬉しい限りで
いやホント無事に出て良かったなと思います。BBEよくやったと拍手喝采です。
強いて言うならクレジットが詳しく書かれていないブートに近い仕様なので
ジャケットも含めてその辺をもう一工夫してくれれば良かったんですけどね。
リリースから7年も経過してからのレビューになり、現在廃盤のようですが
中古でも是非とも探す価値はありますよ。これは必聴です。
クレイジー・ダイアモンド/シド・バレット
特にヨーロッパではある意味神格化されているシドだが、この評伝はそうしたベールを取り去り、事実を踏まえて書かれている。
シドのセンスが後々までピンク・フロイドにもたらした影響は、とりわけ映画「ザ・ウォール」の(観客からみて凡庸でない)シーンのすべてがシドのアイデアの流用であること(DVDのコメントでロジャー・ウォーターズ自身も認めている)からも明らかであるが、彼が現役時の「夜明け前の口笛吹き」や当時のライブがオリジナリティにあふれ、シドがジミ・ヘンドリックスやクラプトン(ヤードバーズまでの)と並ぶほどのギター奏法の革新者であったことの経緯については、彼の10代の頃の早熟ぶりの記述から(ミック・ジャガーにもリスペクトされていたらしい)うかがうことが出来る。
その上で、シドがオーバードラッグによってフロイドを辞めさせられ、廃人同様になってしまった経緯について、本書が示唆するものがもっとも印象深い。端的に言えば、それはシドの気の弱さであり、当初からプロの責任感をもってバンドを運営しようとしていた「父権的な」ロジャー(父を幼少時に戦争で亡くして苦労してきた)に対するコンプレックスから来るドラッグ逃避との悪循環である。関西人なら、横山やすしと西川きよしの関係に(むろんシドとロジャーの蜜月関係はずっと短期間であったが)あてはめることが出来るであろう。
アラフォー・ユーロビート
アラフォー世代なら、曲名は知らずとも、聴いた事のある馴染みの曲ばかりかと思います。
特に80年代中期〜後期に掛けてディスコに通った方なら知らない曲は無いでしょう!?
過去に発売された他のコンピレーション(ノンストップ)CDでも収録された曲が多く、これと
言った目新しさは少ないのですが、私が購入したポイントは「バナナラマのヴィーナス」と
「デッド・オア・アライヴのカウント・2・テン」が収録されている事です。
バナナラマとデッド・オア・アライヴについては、ヒット曲がいっぱいあるにも関わらず、
レーベルの壁か?これまでノンストップCDへの収録は少なく、7Ver、12Verは散々
聴いたけど、ノンストップで聴いたのは、ほぼディスコで聴いたリアル記憶のみ!
と言う事で、どう聴かせてくれるのか!?購入前からその点を楽しみにしていました。
CD全体を通して聴き思う事は、個人的にはイントロをあまりいじらず、12Verの導入部分を
カットせず、もっと聴かせて欲しかったなぁと思います。
それから効果音もあった方が臨場感があって好きなんですけど、今CDには無いです。
更に欲を言えば、「愛が止まらない」はカイリー・ミノーグVerも好きだけど、ディスコで多く聴
いたのは、ヘイゼル・ディーンVer(DisconetEdit)で、ドナ・サマーの「イッツ・フォー・リアル」
も出来れば「Ultimix」で聴きたかった・・・贅沢ですかね!(笑)
まだノンストップCDへは収録されていない、懐かしいヒット曲が沢山あります。
バナナラマやデッド・オア・アライヴの楽曲はもちろん、未収録Ver等も含めパート2(あれば)
も期待したいと思います。
色々記しましたが、購入した事に満足しています。と言う事で★4つです!
メッカ・アンド・ザ・ソウル・ブラザー
黄金期のど真ん中にリリースされた傑作中の傑作。
激甘の「Lots of Lovin」や「T.R.O.Y.」等の
Pete RockとC.L.Smoothの二人が織り成す
渋過ぎるハーモニーは感動必至である。