バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)
シリーズで読んでいますが、個人的に一番おもしろいと感じました。 秘密結社との関わりや軍事機密などなど世界の裏の話を絡めた話を軸に個性豊かなキャラクターを登場させ物語を盛り上げています。 そして情報がなかなかタイムリーです。 現実でもバチカンのセキュリティを構築した天才が忽然と姿を消しています。 現実とシンクロする部分も多く、海外の軍事事情やオカルトなどに疎い人にも面白くその片鱗に触れることができると思います。
バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)
本屋さんで見た時から気になっていたので購入しました。 二人の神父が物語の主役として宗教的な事件や政治や人々が描かかれている物語だと思いました。私としては中盤からおもしろくなってきたかなという感じでした。ただもう少し説明と纏まりがあってほしかったなと思います。
フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~ : 松嶋×町山 未公開映画を観るTV [DVD]
私はカトリック信徒だが、「信仰とは何なのだろうか」と考えさせられた。全世界で同じミサ・祈りを献げていても、そもそも性に関する知識がない子どもに性行為をする者、相手の同意なく性的行為を強いる者、それを知っても保身に走る者、被害者のために戦う者、沈黙する者、自分も被害者だと名乗る者、関わらないようにする者…。同じカトリック信者として「信仰者」であっても、結果はこんなに違う。
このアメリカの件のあと欧州で次々と発覚し、多くの人々が教会から去って行った。(洗礼数は相変わらずあるが、それは信頼が回復されたからではない。ただの慣習として授けてもらい、あとは教会に行かないケースもある。お宮参り・七五三に行った後、継続して神社に行く日本人はほとんどいないだろう)2012年2月の時点で賠償額は1500億円を超えた。かなりの不動産を売却したのではないだろうか。しかし、1500億円ぽっちでは済まされないだろう。
救いは被害者側についたトーマス・ドイル神父がいたこと。私は彼こそが本物の神父と思うが、組織を守る側からすれば「神父にふさわしくない」となる。もう…「一体、カトリックの信仰とは何なのか」と思わざるを得なくなってくる。ドイル神父が途中で教会の定義について言及するが、その通りと思った。
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あなたを知る前 私は孤独だった
大理石のアーチに あなたの旗を見た
愛とは勝利のマーチではない
それは冷たい失意のハレルヤ(主をほめたたえよの意)
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組織のスキャンダルを描いた映画のエンディングの歌なんかきっとミサでは歌わせてくれないだろうが、本当に素晴らしい歌と思う。
最近列聖・列福し、聖人や福者を増やしているようだが、本音は金集めだ。今年の年末から「信仰年」が始まるが、こういう特別年の設定もまた金が集まるからだ。結局「信者の金」を「司祭の性的虐待の賠償」に充当させるのだ。一体誰の信仰を問うていかねばならないのか。
そして、私はどのような信仰生活を送るべきか?
バチカンの嵐 [VHS]
スーパーマンでの三枚目的なクリストファー・リーブではなく、二枚目でかつ野心的なクリストファーを楽しめます。
ストーリーは、思っていたよりも結構おもしろいと思います。
どこかに「神の救い」に通じるような会話があり、心が和む瞬間もあります。
実際のクリストファーは熱心な信者ではなかったらしいのですが、ここでは牧師を演じています。衣装もさることながら、十字架とクリストファーの紳士な表情がとても合います。
ディスカバリーチャンネル バチカン 超時空の聖都市 [DVD]
「人間は誰でも間違いをおかすことがある。教会というものも人間の集まりであるので間違いをおかすことがある。それを認めないのはとても愚かな事である。」宗教が生まれたとき、科学と言う概念はありませんでした。しかし今、宗教は科学を認めそれと向き合おうとしているようです。