幸福論 (集英社文庫)
「幸福論」を読む人は幸福ではないんだろな。学生時代からドイツ観念論に凝り固まった小生はヘーゲル、マルクスを叩き込まれ天地がひっくり返らない限り「治り」そうにない。もう「死ぬまでドイツ観念論」アランには違和感を感じる。東海林君によれば「ドイツ観念論」「ベートーベン」タイプは「もてない」らしい。カント、ヘーゲル、マルクスを愛読する女性を見たことない。たぶん「生理的に」受つけないんだろ。読書会ではともかくのりちゃんがマルクスを読んでいたかな?「和田君、本はいっぱい持ってんの?」と聞かれたことが。レーニンの農業理論をよく読んでいたが来年はお百姓だ。役にたつかも。「土とともに」生きる。これが私の「幸福論」だ。自給自足。自力更生。毛沢東主義ではないが。まあ一理ある。有機野菜を作り稲作も休耕田を借りればよい。則子さんもコンクリート・ジャングルと革マル派に辞表をだして俺と農業をやろう。土の匂いと夜は満天の星空だ、夏は庭にテントを張って寝よう。「書を捨てよ」野に生きよう。二人はまだ若いんだ。人生これからだ。
アランの幸福論
素敵な装丁のアラン『幸福論』です。
高校時代に、文庫本で堪能した身としては、
アンソロジーをこういう美しい本で再読できたことはうれしく思います。
アランの精神に少なからず共感できれば、
表紙を眺めているだけで幸せな気分になれます。
ボストン・セルティックス / 2007-2008 NBA CHAMPIONS 特別版 [DVD]
セルティックス22年ぶりのNBAチャンピオンシップ獲得!!
K・ガーネット、P・ピアース、R・アレン。BIG3の活躍をDVDでもう一度楽しみたいと思います。
幸福論 (岩波文庫)
アランの幸福論は、楽観主義、行為中心主義というレッテルを貼られることが多い。
実際問題、アランは、思弁におちいることによって想像力が放縦となり情念の虜になることを憂いて、それを乗り越えるためにはただ行動してみることが重要であるということを繰り返し説いている。
思弁の前に行動せよという彼の主張は、思弁することを強いられるような立場の人間にとっては非常に過酷なものとなる。
この立場からすれば、彼の楽観主義は非常にお気楽なものに見えるかもしれない。
だが、アランはこうした立場の人間に対しても、あるいはそういう立場の人間にこそ、同様の主張をむしろ強い口調で迫ることになるだろう。
アランの根底には、それでも世界を肯定し、その中での自らの生を肯定しなければならないという主張があるように思われる。
だからこそ、世界の中で行為すること、自らを幸福にする健康への配慮、他者との関わりを幸福にする礼儀作法への注視といった論点が前面に出る。
そういう意味で、(厳しい背景を背負いつつも)極めて実用的な側面を持つ幸福論であるということができる。
ファイヴ / 新・神話組曲
ヘヴィなギターとギーボード、ストリングスが絶妙に絡み合って物凄く荘厳なサウンドに仕上がっています。マイケル・ロメオのクラシカルなギターソロもクールでカッコイイです。メロディの方も素晴らしい!ロードオブザリングを思い出すなあ・・・。あと、このアルバムを聴く時は曲単位ではなくアルバム全体を通して聴き込むのが良いと思います。