スーファミターボ専用 SDガンダムジェネレーション バビロニア建国戦記
ええ、しっかり再現されてますよwwwアドラスティア対ジェムズガンほどではないもののジェガンではクロスボーン軍にはまるで歯が立ちません。まあ私はF91厨なのでコメントがそっち寄りになりがちなんですけどね。スーファミターボの中でも良作だと思いますよ。やはり劇場版二作を取り入れたのが大きかったのでしょうね。そしてνガンダムのIフィールドやF91の分身など特殊なアクションもあります。開発のみでしか手に入らないMSもマニアどころをついていてキャラクターは充実しているように感じますし。まぁシステムはいつも通りなので作業ゲー感覚はすごくあるんですが……これは仕方ないでしょう。SFCですし。
バビロニア恋物語
「バビロニア恋物語」はやや異色。アラビア風のメロディ、手拍子とともに腰をくねらせ踊りだしそう。あえて、うさんくさくチープな自己演出をしたサウンド、昭和歌謡風味の古くさいムードを持つ点は犬神サーカス団らしいが、70年代・60年代、更にはもっと古い雰囲気を持つ普段の彼らの楽曲と比べると、この曲はやや時代が新しく、80年代テイストがある。ただ、サビのメロディがいまいちさえない、いつもの彼らの楽曲ほどガツンとこない。
「ディストピア」は哀愁と怨念に満ちた、実に犬神サーカス団らしいハードロックナンバー。この曲の方がA面っぽく感じる。「どうして」と呟きしゃがみこむ…とか、薄汚れたこの街に屈辱の呪いを捧げる…とか、こういう歌詞を歌わせたら天下一品!凶子さんの歌声に似合いすぎです!胸をしめつけられます。
「少女地獄」は犬神サーカス団の94年作「御霊前」収録の組曲「黒卵之腐」の一部分(6:00〜9:25)を抜き出し再録したもの。まさかこんな嬉しいことをやってくれるとは!今夜も母が私の首をしめにやってくる…父と娘の禁断の関係、かなりヤバイ詩世界。語りと、虚無感に満ちた歌声が行き交う。ただ、本来ならこのパートの次に、「己の髪を引き抜いて…」と歌い始め、まさに暗黒ドロドロな子守唄・民謡といった感じの展開が続くのだが、そこへ行く直前のところで曲が終わってしまうのがとても残念。個人的にはその部分が「黒卵之腐」で一番好きだったのに。
妖怪大戦争 [DVD]
宝暦年間の伊豆半島にバビロニアの古都より吸血鬼が来襲。その名はダイモン。土地の権力者の血を吸いまくりその死骸に憑依して当地の侵略を行う。
ダイモンは妖怪というよりモンスターという形容がピッタリ。これに対し日本の妖怪は河童をはじめ残念ながら小粒揃い。集団的自衛パワーで立ち向かう。
ギリシャ神話集 (講談社学術文庫)
ヨーロッパの文学や絵画で聖書と同じくらいの頻度で引用されているのではないかと思われるギリシャ神話。絵画を見ても、その背景がわからないと面白くないので、ギリシャ神話を読むことに。
この1冊は紹介に書いてあるとおり“事典的性格を意図したものと推測される”のである。紀元前2世紀ごろに書かれたというが、とにかく内容は277話もあり、ひたすら登場人物のことを端的に示してある。しかし端的ながらも、単なる描写ではなく「何をしたか」がわかるので、非常に役立つ。
ただ1点、自分にとって読みにくかった点とすれば、名前がなじめにくく、自身は人物関連図を描く始末だった…。
上記は私がついていけないだけ。ギリシャ神話の初心者にはきっとよいと思われる1冊。
ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)
『ギルガメシュ叙事詩』です。ちくま学芸文庫です。
表題となっているギルガメシュ叙事詩は266ページ中110ページ弱の分量です。それ以外は、はじめに、解説、参考文献、『イシュタルの冥界下り』とその解説、付録として『「天の牛」神話の起源』『古代アルメニアに象はいたか』の二本の小論、あとがき、で構成されていて、ギルガメシュ叙事詩に迫る上での外堀埋めのような感じです。
ちくま学芸文庫から出ていることからも分かる通り、楔形文字で刻まれた最古の世界文学といわれているギルガメシュ叙事詩を学術的に読み解いたものです。
実在人物とされる王ギルガメシュの冒険、強敵と書いて「とも」と読みそうな分身エンキドゥとの闘いとあつい友情、杉の森の怪物フンババ退治、永遠の生命を求める旅、ノアの方舟の原型ともいうべき大洪水。『イシュタルの冥界下り』では女神イシュタルが、死者を連れ戻すために冥界に降り、七つの門で一つずつ身に着けている物を剥ぎ取られ全裸になる、など、エピソードは非常に豊富で面白いです。
ただ、書板に刻まれた原文に欠損が多いせいもあって仕方ないのですが、文学、あるいは読み物神話として読もうとするとちょっと読みにくくて難解です。
もちろん、考古学史料として読むなら非常に有用だと思います。ギルガメシュ叙事詩自体を本格的に扱った書籍がそもそも少ないですから。