四畳半王国見聞録
表紙の古屋 兎丸さんのイラストはキレイだが
「大日本凡人會」の主役級キャラであり、数式を照明し、物質を具現化させようとしている数学氏のイメージとしては不適であると言わざるを得ない(個人的に)。
日陰者の異能者の集まりである「大日本凡人會」の栄誉あるメンバーがこのように美形で堂々とし、月に1回は美容院に行ってそうな人物であってはならないのである。
斯様な人物であれば、数学的才能を駆使し彼女の存在を証明し、具現化する必要など無い。
衒学的に知識をひけらかしたところでアホっぽい婦女子に「数学くんって頭いいんだね」などと褒め称えられ、高校時代にはすでに桃色遊戯を経験しているはずである。
文庫化の際にも数学氏が表紙を飾るのであれば是非ドテラの似合う典型的理系学生に描き換えていただきたい。
「蝸牛の角」はショートストーリーの集合体のような面白い形式になっており「四畳半神話体系」の面々が多数登場し明石さんのかわいさや小津の憎たらしさを再確認できる、四畳半神話体系ファンはこの1篇のみで元が取れると言ったら流石に過言だろうか?
「王国」関連は「余」がビッグスケールで小さいことをやっているような印象を受けあまり好きになれなかった、ブリーフマンがスモールスケールでビッグな事をしでかしておるので余計にそう感じたのだろう。
最初の方を立ち読みしてあまり心動かされなかった方は「大日本凡人會」と「蝸牛の角」の内容を確認してから判断する事をオススメする、毛色が違うので。
そして出版社は立ち読みをされすぎてボロボロの本を売らないためにも「なか見!検索」等のweb上で立ち読みできるサービスを充実させて欲しい。
この本は新潮社のHPで立ち読みができるが、表紙から数Pと裏表紙(ほぼ目次だけで終わっている)だけである。
本当にセンスがない、売る気があるのだったら山場を抜粋して載せるべきである。イントロを聞いてCDを買う人は多い。
いちばんきれいな水 [DVD]
11年眠り続けていた心が8歳の美少女・・
なんというあざとい設定!
それを演じるのが加藤ローサ!!!!
あえて映画は見ず、DVD発売を待っていました。
傑作であることは間違いありません!
いちばんきれいな水 [DVD]
上映された時に原作のマンガを読んでから見ました。
原作はすごく短い短編なのですが、そこには書いていない設定を
とても良い方向にふくらませてくれていて、ほんと心洗われたようになりました。
その逆に原作にしか書かれていないところもあって、あわせて楽しめると思います。
(ただマンガ本の他の短編は、趣がまったくちがうのでおすすめできませんが)
今までずっと上映されてて、やっとの発売です☆はやくもう一度みたいです!
帝一の國 1 (ジャンプコミックス)
コミックス派なので、ようやく1巻が出てくれて嬉しいです。
一応は学園ものですが、学生同士の派閥や権力闘争やらがあるので
何だか政治家たちの争いのよう。
それぞれがどう変化していくのか、展開が気になります!
毎回こういった面白い漫画を作る古屋先生は、本当にすごいです。