労働審判 ~ 笑顔で働いていた社員たちが、いきなり訴える時代 [DVD]
ちょっと不謹慎かもしれないが、社労士にとって朝鮮特需がやってきたと考えている。
労働トラブルについていきなり説明するより、まず顧問先の社長や人事労務担当者(奥さんだったりするが)といっしょにこれを見る。このDVDは非常に分かりやすいので安心して見てもらえた。やってみると直接話すより、まずこのDVDを一緒に見ましょう、とやった方が相手の意識の中に刷り込まれやすいようだ。
そしてこれまで水面下にあった潜在的な問題が今後どんどん浮上してくる背景を繰り返し説明する。具体的にいえば未払い残業等で数百万の請求が来ますよ、ということだ。するとたいてい就業規則を整備しなければ、という認識を持って下さる。そして就業規則は単なる紙の束としか見ておらず、なんでそんなに高いのか、という意識もすぐになくなる。
時代の変化の証拠として、「こんなDVDが出ている」、という言い方もできるし、我々の勉強にもなるし、そして我々の商売の武器にもなる、ありがたいDVDである。
自由国民社 法律用語辞典
EPWINGなので、現代用語の基礎知識、広辞苑、有斐閣法律用語、日本大百科などと一緒に使用しています。同時に一発検索できますので、他の辞書の解説と見比べながら調べらます。時間の節約に最適。特にこの辞典は図が入っていますので権力機構などの関係を学習するのにも最適です。
有斐閣判例六法 平成24年版
装丁が新しくなってから毎年使っています。デザインの斬新さ、二色刷りそして何より、判例百選とのリンク等々他社の六法に変える気になれません。出版される前に「来年度のカラーはなんだろうと」期待しています。
SHARP コンテンツカード 模範六法カード PW-CA07 (音声非対応)
私は弁護士なので、偏ったレビューになるかもしれません。
弁護士といっても、いつも何でも六法を知っているわけではなく、手元に六法が欲しいなと思いながらも、書類を持ち運ぶのが精一杯で、かばんに入る六法は、岩波の判例つきとか、比較的小さなものになりがちでした。それですらなかなか億劫であり、重いので、六法の持ち運びができないときの方が多かったのです。しかも、その手の小さい六法は仕事で必要な細かな法律が出ていないなど、携帯していても意味が無いこともしばしです。事務所での執務には紙の模範六法を遣っていましたが、このたび、英語学習のために電子辞書を買う必要が生じ、いろいろ調べてみたら、シャープには模範六法がカード式で挿せることが判明し、PW-A8800とこのカードを買いました。
他の方のレビューにありましたが、確かに条文と判例が隣り合ってなかったりするのも紙の模範六法に慣れていると気になるし、法律の体系がまだ頭に入りきれていない人は、条文を探すこと自体が大変かもしれませんね。条文同士の関連性など、たくさんの情報が、見開き2ページでいっぺんに目に入ってくるという紙の模範六法の使い勝手には勝てないかもしれません。
私が司法試験の受験をしていたときには、電子辞書版の模範六法はなかったのでなんともいえませんが、今、私の目から見ても、司法試験の受験勉強には向いていない気がします。私は、受験当時、岩波の判例付きを使っていましたが、たとえば「商法○○条」の条文の中身と、その関連判例を見て、映像的に頭に入れていましたし、何条に何が定めてあって、その3つ隣の条文が、どんな条文だとかっていう風に紙だと記憶できましたからね。
でも、常に持ち運ぶ、ということを重視するなら、投資に見合うのではないかなと思います。僕は仕事柄、極めてこの大きさは有難いし、受験生も自宅で勉強するときには紙の模範六法で勉強して、電車の中などでは、これを使うというのはどうでしょうね。あるいは、自習室はどうするんだ、という方は、たとえば三省堂の比較的小さい六法とこの電子模範六法を持ち運ぶとかっていうのはどうですかね。それだったら、あんまりメリットないのかな。
とにかく、紙の模範六法なら自由にひけるっていうくらいの人で、仕事や勉強などで持ち運びたいけど重いからやだ、という人にはおすすめです。