日本の悪霊 [DVD]
原作とはだいぶ内容が異なりやくざ映画になってしまいました。
オープニングの渋川の町並みに流れる岡林のラブジェネレーションが最高でした。30年前劇場で見たはずなのに覚えていたシーンは岡林がリヤカーを引いてガイコツノ歌を歌うシーンだけ。監督はあえて白黒映画で閉塞された時代感とリアル感をだしている。佐藤慶が二役だったとは・・・ラストで村瀬は死ぬのか? やくざと学生運動がどうリンクするのか?答えは自分の中にある。
高橋和巳ファンは小説とイメージが違うので見ないほううがいい。
岡林信康ファンあるいは70年代の日本に郷愁を抱いている向きにはお薦めのDVDです。
ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.10 ROOTS MUSIC 音楽祭2
三浦和人、パンタ、早川義夫、五つの赤い風船のライブ映像を収めた作品である。
私の目当ては、ずばり早川義夫である。曲は「サルビアの花」「からっぽの世界」「父さんへの手紙」「あの娘が好きだから」「いつか」の5曲だが、早川義夫の世界を十分堪能できる。
歌、ピアノ(手が震えている!)、バイオリンかな?のシンプルな構成だが、早川の歌は、会場の空気を一変させる。すごいエネルギーだ。
「伝えたいことと、伝えたい人がいれば、才能がなくても、歌は生まれると、僕は、今でも、思っている」とは、早川の言葉だが、このライブを観るとこの言葉が実感できると思う。
Words of 雪之丞
このニュースを聞いて大変驚きました。今のヒット・アーティストであるポルノグラフィティ、柴咲コウ、ケツメイシ(RYOJI)、CHEMISTRYや、私が好きなBONNIE PINK、つじあやの、斉藤和義など、本当に豪華で多彩な人選だったからです。
しかも、選曲もニヤけてしまうほどピッタリ。ポルノの「POISON」ってきっと声を張ってサビを歌うんだろうなぁって聞かなくても分かるし、CHEMISTRYの「月の舟」はまったり、しっとりバラードを聞かせてくれるに違いない。つじあやのの「悲しみよこんにちは」もおそらくウクレレで正統派ポップスを爽やかに歌ってくれることだろう。
そんな予想できる作品が多いけど、それでも聴いてみたいと思うのは、やはりこれがオリジナル並みの強い魅力を持つと予想できるからじゃないでしょうか。適当に詰め込んだだけのコンピが多い中、これはしっかり聞こうと思います。
I LOVE HONZI
早川義夫さんとHONZIさんとの音をライブで聴く機会は、もうありません。
早川さんのサイトでどんなに素晴らしい音であったのかを読むたび、地元に来ていただけないかと切望していましたが、それは叶わなくなってしまいました。手元に残っているのは先日ライブ会場で購入した2002年12月14日のライブ映像DVDだけです。もう一度たっぷりと聴きたい、みんなの、そして早川さんの願いが叶いました。
腹貸し女(若松孝二傑作選3)
最高だー。
これは映画のサントラと言うより完全にジャックスのアルバムです。
早川のボーカルはヘタウマなんだけど訴えかけてくるものがあるし、歌詞が素晴らしい。歪むベースに絡むギター、歌うドラム。完璧じゃない?
ジャックスの1STが好きな人、ベルベッツやドアーズ、ソニックユースなんかが好きな人にオススメの一枚です。