ワッツ・アップ? ヒップホップ・グレイテスト・ヒッツ4
曲目を見るだけで、その豪華さがわかるだろう。最近では日本でもコンピが発売されているけど、いまいちな選曲のものが多い。国内盤で、収録曲が一番豪華だと思えるコンピがこのシリーズである。個人的にうれしいのは、アルバムを買うまではいかないアーティストが多く収録されており、さらに全米Top40になった曲がたくさん収録されている点が嬉しい。特にPretty Ricky, Juelz Santana, David Banner, Ying Yang Twins, N.O.R.E., Ludacris, Bobby Valentino, Twista, Young Jeezyなどの収録は個人的にポイント高いです!
オール・オア・ナッシング
まずR&Bを好む、好まないに関わらず洋楽好きなら絶対に一度は聴いてみる価値はあると思います。それぐらい彼の声は美しく、最高に綺麗な楽曲が揃っています。先行シングルのDownは申し分ありません。まさに今からParty Time!といった感じです。それからセカンドシングルのDo You Rememberもすごくお勧めの楽曲です。これからの彼の活躍がますます楽しみだ、そんなことを予感させる上出来なデビューアルバムといっていいでしょう。
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)
第1巻が出た時点では4月発売の予定でしたが,ほぼ一ヶ月遅れて出版(その間に第1巻は3刷)。訳書第2巻は原著第8版の第3部(第9章から第14章)です。「分子遺伝学」は類書が多いのですが,本書の特徴は正確で適度な図解に合わせて記述が分かりやすいことです。また、科学史上重要度の高い仮説や実験は研究者名(高校の教科書に名前が出ている人々)とともに丁寧に解説されています。各章のイントロダクションは巧みで,細胞分裂の章に「Hela細胞の由来」,遺伝学の章に「赤ん坊に割礼をしなかったラビの知恵」,DNAの構造の章に「恐竜再生」,転写・翻訳の章に「リボソームを破壊する暗殺毒リシン」,ウィルスと原核生物の章に「インフルエンザ・ウィルス」,真核生物の章に「絶滅危惧種のゲノム」の話題が取り上げられています。節見出しは「核外にある遺伝子の影響は何か?」のように疑問形になっており,その下の小見出しは「「突然変異は進化の礎である」のように簡約で,要点を把握しやすく出来ています。
既に原著は第9版が2009年10月に出版されています。第9版は図や表現にかなり改善があり(各章のイントロも変えられています),部や章の構成が大きく変わっていますが、この部の本文の根幹に当るところに大きな変更はありません。訳書340ページには成功間近な研究として,2010年5月22日に成功が報道されたマイコプラズマで人工生物を合成する研究が記述されていました。
訳書第3巻は5月予定でしたが変更されて,8月だそうです。
ロード・トゥ・パーディション 特別編 [DVD]
大恐慌時代に生きたギャング(殺し屋)とその息子が、一家殺害の逃避行を通して絆を深めてゆくストーリー。身近なようで心の通っていない遠い存在だった父親と息子が徐々に本当の親子になっていく様子、そして一方でギャングの親分から徐々に離れていく心情がとてもよく描かれている。トム・ハンクスとポール・ニューマンの演技はすばらしく、表情ひとつひとつ、何気ない動作ひとつひとつに至るまで、とてもよく作りこまれていると感じた。