さらばラバウル [DVD]
日本軍の有名な航空隊基地があった、ラバウルが舞台の作品です(昭和29年2月10日公開)。
撃墜王の若林大尉は、部下の生死より任務の遂行を重んじる、冷徹で厳格な帝国海軍軍人。そんな彼が厳しい戦いの中で、先任分隊長の厭戦思想や、捕虜となった米軍パイロットの証言に、次第に心を揺り動かされ変わっていきます。
恋と呼ぶには儚すぎる、若林と看護婦のふれあい、傷が癒えて復帰してきた若い隊員が、あっけなく戦死する場面など、人間の幸福や生命を踏みにじる、戦争の非情さを思い知らされます。本作には、ラバウル航空隊や零戦を賛美する内容は全くなく、名優たちの真剣な眼差しと、悲しい結末が心に残りました。米軍パイロットが尋問される場面も印象的で、海軍航空隊と零戦の弱点を、戦後わずか9年目の日本映画で、正確に言わせていた事にも驚きました。
本作は「ゴジラ」と同じ年の同じスタンダードサイズのモノクロ作品で、DVDの画質も似ています。フィルムの修復などはされていませんが、経年変化による傷や揺らぎは少ない方です。日本語の字幕も出せます(本編片面二層/24F収録)。映像特典の「東宝戦争映画史」では、戦前から戦後にかけての東宝の主な戦争映画を紹介(38分)。
決戦!南海の大怪獣 [VHS]
ゴジラ映画ばかり楽しみにしてたアノ頃...「今度はゴジラじゃない!何か新しい怪獣か!?」と楽しみに見に行ったが!?隣の席のお兄さんが「カニだからガニメ、カメだからカメーバ、ありゃイカだからゲソだ。」と言っていたのを後年になり理解した。でも何故か印象深く記憶に残ってんだよね。何故かなあ。カメーバは皆を守って犠牲になったと思っていたのに。。。
怪獣総進撃 [VHS]
タイトルが示すとおり、ゴジラを初めとする東宝怪獣たちが総登場し、侵略者の操る宇宙超怪獣キングギドラを迎え撃ちます。とにかく怪獣たちの登場時間が長い上、BGMも軽快で、飽きることなく楽しんで見ることができる娯楽大作です。
いつでも夢を~昭和30年代後半~
1960年代の歌謡曲が粋も無粋も色々と揃っています。御存じ、渡辺マリのパンチのきいた「東京ドドンパ娘」から、指笛の調べも懐かしい「奄美ナチカシや~」の南国情緒あふれる三沢あけみの「島のブルース」。まだ初々しかった田代美代子とマヒナの「愛しちゃったのよ、ララランラーン」の「愛して愛して愛しちゃったのよ」、ホントに可愛いかった三田明の「美しい十代」、久保明の兄弟・久保浩の「霧の中の少女」、吉永小百合と橋幸夫のデュエットが楽しい「いつでも夢を」、等々。それにそれに、あのジャニーズが歌う「涙くん、さよなら」なんて曲も入ってますヨ。先ずは買って御損のナイ音盤でしょう。