蜀山奇傳 天空の剣 デジタル・リマスター版 [DVD]
最近の映画は、CG・VFXなどを駆使した作品が多いです。
それらの作品も悪くはないのですが、やはりホンモノが見たいですよね。
そこで紹介するのがこの作品です。
この作品は、香港大スターユン・ピョウ、サモ・ハンが出ています。
香港ならではのアクションはまさに必見です。
アクションはCGでは表現できない、人が自ら演じたものです。
特にこの作品はアクションも楽しめますが、やはりお勧めはワイヤーワークでしょう。
ワイヤーを使って役者を中に浮かせる技術です。
最近ではあまり使われなくなってしまいましたが、ワイヤーワークなくして、香港映画は語れません。
しかも今回はデジタルリマスターとして、美しい映像で甦ります。
80年代に制作したとは思えないこの作品、是非一度ご覧下さい
ブラザー・サン シスター・ムーン [DVD]
なぜ?なぜなんです?
見てください。空の鳥を。
播かず刈らず、取り入れることもしない。
だが、神が養い給う。
いくら思い煩っても、寿命が延びますか?背が高くなりますか?
なぜ富を思うのです?
野のユリを見てください。
労せず、紡ぎもせず、
しかも、ソロモンの栄華も及ばぬ、その美しさ!
なぜ何を食べ、何を飲み、何を着るかと思い悩むのです?
それは、私達の求めることではありません。
宝を地に積むのは、無益です。
虫と錆が損ない、盗賊がそれを奪う。
宝を捨て、心に生きるのです。
フランチェスコが教皇に問い質すこのシーンに、この映画のすべてが集約されています。
そして教皇はフランチェスコの前に跪き、その足に口付けを・・・
富と地位を求めることが大多数の人の価値観となってしまっている現代、心洗われる映画です。
ウエスト・オブ・ザ・ムーン
リー・ワイリーと言えば「Night in Manhattan」がそのジャケット写真とともに一番有名だが、私はつられて一緒に買ったこのアルバムの"East of the Sun(West of the Moon)"が何とも言えず好きで、またLP時代にはB面の一曲目だったせいもあってよく聴いた。CDはクリアーだが、少し音が硬く聞こえる。ジャズ・スタンダードで、最近ではダイアナ・クラールもこの曲をカバーしている。
リー・ワイリーの世界は、1950年代半ばの、アメリカが最も豊かで幸福だった時代のゴージャスな雰囲気を、他のどのジャズアルバムよりも正確に伝えていると思う(ただし白人世界の、だが)。難しいことを考えずに、ハスキーな心地よい歌声のラブソングにひたすら耳を傾けてリラックスするというのが、この時代の白人女性ジャズボーカルの正しい聴き方だろう。もっと古くはミルドレッド・ベイリーの"All of Me"も「古き良き…」でなかなかいいです。
ウェスト・オブ・ザ・ムーン
1956年RCAビクターのモノラル録音。リー・ワイリーはエラ・フィッツジェラルドやペギー・リーのような大歌手ではないが、ハスキーな声と官能的なビブラートの魅力は唯一無二。渋い選曲はワイリーの意向と思うが、ラルフ・バーンズの編曲が締まりが無い。やはり異質の組み合わせだったのかな。もっとも彼女の方はバックの不調も一向気にする風もなく(無視?)好きな曲を好きに歌って、快調快調。
この後も60年代を通じてワイリー自身はレコーディングを切望していたようだが結局実現せず1971年に「復活」した時には既に声を失っていた。なお、添付邦文解説でワイリーの生年を1915年としているが彼女の楽歴から考えてこれは若すぎる(^ ^)。彼女の生年については諸説あるが、1910年以前の生まれと思う。従ってこのアルバムの録音時の年齢は40代後半か?それにしても、このジャケット写真は酷い。オリジナル・ジャケット偏愛主義も困ったものです。
録音はバックがややオフだが音質は別に悪いわけではない。しかし、なぜか聴き疲れのする音になっているのはマスタリングが原因か??収録時間40分のスカスカCDだが1000円なら買い。