ウルフガイ 9 (ヤングチャンピオンコミックス)
前巻に引き続き、原作には無かったネット上でさらされる青鹿先生の凌辱動画を無神経に煽る傍観者と苦しむ当事者の描写が冴えています。
犬神、羽黒の同級生かつ青鹿先生の教え子で有った少年達の呑気で卑劣な残酷さには胸が痛くなります。
前々巻では主人公犬神明の宿敵となった羽黒の宗教的啓示を受けた成長振りを描いて度肝を抜いた本作ですが、本巻では犬神明が己の抑え込んでいた力を全開放する決心を見せたラストが素晴らしいです。この巻を覆っていた陰りが最後の数ページで見事に払拭され、高揚感が感じられます。
犬神への愛憎に狂い暴挙に出る田沼竜子が哀れでもある第8巻、ウルフガイシリーズの漫画化としては過去最高レベルです。
凄惨な凌辱シーンが有るので、それが苦手な方以外はお薦めです。次巻が楽しみです。
幻魔大戦 [DVD]
ワンカットごとの絵の美しさは、りんたろう監督作品の特徴でしょうか。構図、色調、背景の音、全てにこだわりを感じます。さらに青木望氏の音楽が素晴らしいです。劇場用作品らしいスケールの大きさ、そして絵とのバランスに対する考慮も感じるBGMとしての職人技。
声優陣も江守徹、古谷徹、池田昌子等々豪華絢爛で楽しめました。
サービス精神溢れるエンターテイメント作品です。
ウルフガイ 8 (ヤングチャンピオンコミックス)
原作の孤高で純粋で男らしい犬神明を再現してあり、嬉しいです。正義感の強さも自然でリアルに感じました。
羽黒側はさすがに誇張してありますが、迫力増してます。
ただ、男先生より青鹿の犬神明への心情(愛)をもう少し入れて欲しかったかな。
OTHER PEOPLE’S SONGS
本当に良いアルバムです。
どの曲も彼らの色が重ねられ、オリジナルにも負けない秀作となっています。
もちろん、オリジナルにはオリジナルの絶対的な魅力と言うものがあるけれど、
また違う意味で、素晴らしい。
多くの人の共感を得るものだと確信しています。
ぜひ一度、聴いてみてください。
LOVE STORIES I(CCCD)
ドラマと言えば月9と言われた時代のドラマの主題歌が大集合しています。一時期、月9のドラマの主題歌になれば、CDは売れる時代もありました。1ラブ・ストーリーは突然に / 小田 和正 は、はずせないイントロから走馬燈のようにドラマが蘇ってきます。2.SAY YES / CHAGE & ASKA では、プロポーズの名場面が、3.LA・LA・LA LOVE SONG / 久保田 利伸 with ナオミ キャンベル ではキムタクと山口智子の絡みが、
曲事に言い出したらきりがありません。名曲がたくさん詰まっていると言うだけでなく、主題歌にはそのドラマへの思いはもちろん、その時の自分はこんな時代だったなあ、こんな経験をしていたなあ、こんな思い出があったなあと曲を聞く度に、ドラマ主題歌を通して自分が振り返れます。そんな印象深い曲が凝縮されているこのCD2枚。もちろん、ヒット曲集としても、今までこれらの名曲を知らなかった人にも訴えるものがあると思います。