The Best of Tales
DVD付きの初回特典版と比べるとものすごい値段に差がありますね。
あちらのDVDはOP集なので、ゲーム持ってる人はこっちで良いかもしれません。
とにかく気になるのはジアビスのカルマが入っていないこと。
コレには買ってから気付いてしまいました。
そして嬉しいと思ったのは初代TOPの夢は終わらないが収録されていること。
原曲で聞いたのはコレが始めてです。
よーみさんの夢は終わらないですら、ゲームでしか聞いたことがなかったので・・・。
夢は終わらない、に魅力を感じない人には買う必要のないモノですね。
その他は普通に入手できるものばかりですし。
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより (1) (カドカワコミックスAエース)
ガンダムのようなモンスターな作品になると、
その設定がしっかりしていて、
しかも満足に露出されているだけに、
ファンは様々なイマジネーションを抱いたり、
或いは外伝的な物語に期待をしたりすると思いますが、
この作品は、正にそういうファンに、
かなりしっくりくるのではないでしょうか?
もちろん私もその1人ですが、
一年戦争以来、あのシリーズ中の
存命のキャラクターたちとは
立ち位置が大きく違う(違って見えた)
カイ・シデンのポジションを主軸に
ゼータの時代を描くというのは、
アイデアとしてとても興味深いし、そそられました。
徹底した会話劇で、
登場するのは常にカイを含めて2〜3人、
舞台も殆ど転換させずに進む。
はっきり言って地味です。その上、文字量は膨大です。
しかし、だからでしょうか、
「なるほど」と思わせるエピソードや話の展開、
主人公のカイ・シデンが発するセリフと喜怒哀楽の表現など、
読み応えはそうとうあって、
一年戦争時点のカイのセリフを借りて言うなら
---ことぶきさんかい?巧い、巧いよ!
という感じでしょうか。続刊が楽しみです。
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより (2)
カイによってアムロの元に届けられたMS
ディジェなんですけど
当初はガンダムタイプの外装だった
それが何故あのジオンを連想させるデザインに変更されたのか
その経緯が描かれ
これまた納得と
考え込まれた話の展開に驚嘆
Zが好きな人には是非読んでいただきたい作品です
結局宙に上がるアムロまで話は続きませんでしたが大満足の完結です
デイ・アフター・トゥモロー [DVD]
科学に厳格な人ほど楽しめない映画。
ありとあらゆる部分にアラがあり、
なんだかなあ・・・という感想を持つに違いない。
私個人的にはとても好きな映画だ。
100回くらい見たに違いない。
舞台は地球温暖化が進行する現代。
温暖化によって極地の氷がとけ、
それにより海流の流れが変わってしまう。
地球の環境と海流の流れは現実問題として
大変深い関係があり、高緯度地域でも
暖流に近い地域では比較的温暖であったりもする。
作品中では海流の流れが変わったことにより
地球が氷河期に突入する、という設定だ。
主人公は頭脳明晰な男子高校生。
優秀な気象学者である父親を疎ましく思いつつも、
その実、決して心の底から父を嫌っているわけではない。
一方父は、家族を大切に思っては居るものの
ついつい家族を放り出して研究に没頭してしまう。
そのせいで息子だけでなく妻ともややぎこちないらしい。
しかし息子の命が危ないという状況に至っては
愛する息子を救うべく、猛吹雪の中
NYへと突き進む頼りになる父、そして夫へと変貌する。
ラストに見せる親子愛には
見ているものも思わず笑顔になってしまうことだろう。
黒人の路上生活者もいい味を出している。
普段は差別されているであろう彼も、
凄まじいまでの寒冷化という人類の危機状態では
なかなか頼りになる存在らしい。
このように、基本的に愛と優しさが一つのテーマだ。
このへんはアルマゲドンと似ているかもしれない。
なかなか分かりやすくおもしろい話なのだが、
二酸化炭素が温暖化の犯人であるという説を
一切信じない、物語であっても許せない、
というひとは見るべきでない。
しかしドラえもんの四次元ポケットと同じで、
そこを受け入れさえすれば、それなりに楽しめるはずだ。
何しろ温暖化の末に行き着く出来事は、
現代人が一切体験したことのない出来事なのだから
嘘か真か、など、(予想はできても)誰にも証明できない。
ここはひとつ、頭を空っぽにして細かいことを気にせずに
楽しんでもらいたい。
ただひとつ、どうしても腑に落ちない、
これだけは言わせてほしいことがある。
被害がなぜ北半球だけで、南半球は無事なんだろう・・・
この点については作品中で一切の説明がなく、
「あー、監督、忘れてたんだろうな・・・」
という残念な気持ちになってしまう。
機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― (1) (角川コミックス・エース)
今回は青年になったカイに1年戦争当時を回想させるという流れですが、これは面白いです。
ハロにまつわる秘話、コアブロックシステムに対するパイロット達の生の声、そしてホワイトベースに課せられた「真の任務」などなど、すごく読み応えあります。
スレッガーがミライにあげた「お袋の形見の指輪」の秘密あたりはご愛嬌でしょうか。
MSなどはちょっとオモチャっぽく描いてしまう作者ですが、こういった人間ドラマを描くのは本当に上手ですね。
次巻以降もすごく楽しみです。