「マルモのおきて」 DVD-BOX
「有名子役&動物…フジテレビあざといなぁ〜」という事前の予想は見事に裏切られ…阿部サダヲさんにやられました。情けない姿や表情を自然に格好良く演じることが出来るのは、アナタだけです。キャストの皆さんもいい人選でした。涙・笑い・温もり…素敵な作品を有難う御座いました。
ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国 [DVD]
面白いの一言に尽きます。
個人的に良かった点としては
・旧ヒーロー達の見事なリメイク
・戦術的とは言えないですが、艦隊と戦うど派手な戦闘
・ウルトラマンゼロの成長と、別宇宙で得た絆
・壮麗な演出と、スケールの大きな戦いはウルトラマンにぴったりかと
悪かったと言うほどではないですが、
・ワーナーから松竹になったせいなのか、去年に比べ映像が少し下がったような?
・また、物語の展開上、去年に比べれば戦闘シーンが減っているので子供には去年の方がわかりやすいかも?
・ウルトラ兄弟の活躍は皆無で、メビウスに至っては喋ってさえいません・・・
東映のキカイダー達が残念すぎる出番(いらなかった)だっただけあり、私には
グレンファイヤー達が本当に素晴らしく感じました。特に、ジャンボットの変形シーンは格好良いです!
難しいとは思うのですが、新世紀ということで宇宙空間で戦い
光線技をバンバンと使う派手な戦いを今後も見れることを期待しています。
ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国 [Blu-ray]
前作「銀河伝説」は確かにウルトラシリーズに新風を吹き込むもので、緊迫したストーリー展開と華麗でスピード感溢れるアクションによって、「ハリウッドのアクション映画にも劣らないものがこのウルトラシリーズから誕生するのでは?」という期待すら抱かせるものであった。しかし、それに続くこの「銀河帝国」には、正直ある物足りなさが残った。確かにCGは豪華絢爛だし、内容も盛りだくさんだった。しかし、この「盛りだくさん」が果たしてストーリー上、必要なものだったのかと言うと、やはり疑問がある。ミラーナイトなど過去の円谷シリーズのヒーローの復活について、「お父さん世代」に「懐かしい」と思わせるのが目的であると、製作者側はパンフなどで説明していたが、本当にそうだったのだろうか? こういう特撮物ではキャラクターグッズの売り上げが製作者側の主要な財源になるのは常識だが、最近の特撮物は(仮面ライダーや、戦隊ものも同じように)「グッズ売らんかな」の意図があまりに露骨で、なんとなくシラケてしまう。今回の作品は一種の「パラレル・ワールド」物なのだが(それによってミラーナイト等との競演が可能となる)、それすら、たくさんのキャラクターを出して「子供の購買意欲を刺激する」というのが最大の目的だったのではないかとつい勘ぐってしまう。そう思わせられるのは、盛りだくさんのわりに、物語性が(前作と比べても)かなり低いからだ(しかも、かなり支離滅裂である)。他のレビューの中にも、ハリウッドの「ヒックとドラゴン」と比較したものがあったが、確かに物語性としては「ヒック……」の方が数段優れていたと言わざるを得ない。長年のウルトラファンの一人として、製作者が利益を出し、更なるウルトラ映画を作ってくれるのは大歓迎なのだが、本来アジア映画の特徴であった筈の「作品の深み」が、ハリウッドにおかぶを奪われたのは悔しい。映画不況が叫ばれるこの時代、利益が見込まれなければ映画作りすらできないという製作者側の苦衷はわかるが、それをグッズの売り上げに求めるのではなく、やはり作品の内容と質で勝負してほしい!それが王道であり、わが愛するウルトラシリーズにこそ、この「王道」という言葉が似合うと思うのだが……。すっかり「罠にはまった」子供のために、前作とちょこっと違っていたゼロだけでなく、ミラーナイトなど様々なグッズを買わされたパパとしては、ここで一言文句を垂れる権利ぐらいはあるのではないだろうか。