ほんとにあった!呪いのビデオ39 [DVD]
本作品の最後には警告が出て、これまで、「心霊博士」の遺族やほん呪の事務所には存在しない、とされていた"本物の"「狂死のビデオテープ」の映像が流されるが、この「作品自体」を本物と解釈した場合、最後の映像は3秒以上直視できない程恐ろしい。
但し、その最後の映像がいきなりどアップになるところに、創作性を感じない訳ではない。
今回のDVDは、「顔」だけが現われる投稿作品が多いが、内容を見ていくと
(1)廃アパート探検
タイトルの前に流れる投稿作品だが、すりガラス戸の向こうには、あまりにもくっきりと父親によって虐待死した娘の「顔」が映る。
(2)放火
かつて放火死亡事故があった跡地に建つマンションで起こった事象。「その顔」は火災で爛れたせいか、片目がない。
(3)仏像
ある墓地内に建つ石像を夜、撮ったもの。フラッシュが焚かれた一瞬、仮面の「顔」のようなものが石像に現われるが、スローモーションでないと絶対分からない。
(4)赤子
投稿者の赤ん坊の頃の映像。一瞬、片目が歪に肥大化するが、同様のものは過去にもあった。
(6)残された動画
投稿者が撮った記憶のない映像が携帯に残されており、それには古い時代の結婚式の模様が映されていた。神鏡に不気味な「顔」が映るが、輪郭はそれほど明確ではない。投稿者は現在、行方不明。
(7)シリーズ・監視カメラ「留守番モニター」
独居の高齢の自分の父を、日々の生活の安否確認のため、娘が了解の元、監視カメラを設置。ある日、テーブル下に「顔」が現れるが、その日は投稿者の母の命日だった。
(5)及び(8)狂死のビデオテープ「蛮行」
拉致されたと思われていた心霊博士の娘だが、実は、心霊博士に娘はいなかった。その女と、ほん呪演出補に日本刀で斬りかかる謎の精神異常者「小田」との意外な関係が判明する。
悪魔城ドラキュラ
このソフトがSFC(スーパーファミコン)で発売した当時、私はまだ小学生でした…あの当時のアクションゲームの大ヒット作は、ファイナルファイト(カプコン作品)、超魔界村(カプコン作品)、ゴエモンシリーズ(コナミ作品)、スーパーマリオシリーズ(任天堂作品)…etc(言わずと知られていた有名所だけをいくつか上げてみました。)などがありましたが、私や私の回りの友人の間では、この悪魔城ドラキュラが最も人気でしたし、私自身もアクションゲームの中では1番好きな作品でした。私はこの当時小学生でしたが、今は結婚もし、四捨五入すれば30歳になるオッサンですが、今でも悪魔城ドラキュラをやる時がたまにあります。今やってもおもしろいです。腐っても鯛とはこういうことなのです。普通の人から言わせてみればただの古いゲームなのでしょうが、私にとっては思い出のたくさん詰まった、決して悪魔城シリーズのファンの心の中から消えてほしくない名作です。今のニンテンドーDS、任天堂Wii、PS3世代(今の小中学生や高校生)にもぜひプレイして欲しい作品です。アクションゲームが好きな人で、この作品の良さが分からないようであればゲーマーとは言えないでしょう…
悪魔城ドラキュラ 闇の呪印
ドラキュラシリーズはモバイル版も含めて全て手にしました。
新作のドラキュラは前作(PS2版)にRPGの要素をおもいっきり盛り込んだ、想像以上にスケールの大きな作品です。「月下の〜(PS版)」を彷彿させるようなコレクタ泣かせの要素や、前作を凌ぐ派手はアクションシーン、またより美しくなった挿入ムービーなどなど、ドラキュラマニアだけではなく幅広いユーザの支持を獲得できると感じました。
間違いなくシリーズ最高峰の作品です。
飛鳥の地上絵呪いの巨人像―春日神社群と奈良の大仏に隠された「物部氏」対「藤原氏」の呪術戦争 (MU SUPER MYSTERY BOOKS)
1998年頃に著者の山上氏を筆頭として、飛鳥氏・望月氏によって結成された
古代史解析チーム『プロジェクトAYAMO』の成果物の一つです。
内容については断片的にかなり昔から公表されてきたのですが、
10年近く経ってようやく単行本化された事に感慨も一入です。
内容については山上氏が独自に発見した、日本最大の地上絵とも呼べる
『呪いの巨人像』の建造目的と正体を解き明かすのみならず
中臣氏〜藤原氏の歴史を主軸として、蘇我氏・物部氏〜石上氏の歴史と
藤原氏との知られざる権力抗争を、数多くの現地調査と多くの資料を元に
解り易く細密に描いています。
また、天武天皇の諡号や高松塚古墳の壁画、当時作られた天皇という称号や
二等辺三角形の配置にある三山の中心に配置された大極殿の位置などから、
道教思想により古代史を読み解こうという着眼点も面白いです。
国家財政を疲憊させた強引とも呼べる平城京遷都とあまりにも巨大すぎる奈良の大仏建立、
朝廷から毛嫌いされていた行基の突然の出世、
聖武天皇が729年に出した呪術禁止の詔やその後の5年間にも渡る天皇の彷徨など、
後世謎とされる様々な出来事についても、この作者は「呪いの巨人像」の延長線上にある
一本の出来事と位置づけており、作中の仮説によって明快な説明をなしています。
ひとつの娯楽作品として読んでも面白い作品ですので、興味を持たれた方は
是非ご一読をお勧めします。