![]() 卍(まんじ) [VHS] |
何度か映画化やビデオ化されている谷崎潤一郎原作の卍の坂上/真弓版です。
比較的細めのお二人なので、ビジュアル的にはエロティックというよりも綺麗な映像になっています。 ご覧になる方はあまりHなシーンは期待しないで見ていただきたいと思います。 |
![]() 春琴抄 [DVD] |
原作者、谷崎潤一郎本人がこの映画を鑑賞したならばどのような感想を抱くであろうか。 谷崎潤一郎といえば日本に映画が持ち込まれたころ、いち早く映画の芸術的可能性を見出した人物であり、映画の進歩に尽力してきたことで有名である。 彼の作品も映像を意識した作風のものが多く見受けられる。 陰影や空気感を文章の中に織り込むセンスたるや秀逸である。 春琴抄は個人的に谷崎作品のなかで細雪と並んで好きな作品であり、何度も何度も読み直した。 作品自体はそれほど悪くはないのだが・・・。 |
![]() 少年 |
文豪 谷崎潤一郎の「少年」を 声優 朴ロ美さんが朗読しているCD。 この企画が通ったこと自体がすばらしい! NANAの大崎ナナ、 エアマスターの相川摩季、 ターンエーガンダムのロアン・セアックや、 鋼の錬金術師のエドワード・エルリックの声優さんですね。 演技力が必要不可欠な、この作品の朗読が、 朴ロ美さんの声によって朗読されるのは嬉しいです。 |
![]() 細雪 デジタル・ニューマスター [DVD] |
原作に忠実であり、特に地唄舞「黒髪」、「雪」の再現がすばらしい。「雪」の後の雨降りから洪水になるシーンが妙子の運命を示唆している。 |
![]() 細雪 [DVD] |
長い間ずっと待ってました。
この映画をDVDで出していただき、本当東宝さんには感謝感激です。 タイトルにあるとおり、無人島に一本映画を持って行くとしたらこれかなと言うくらい好きです。 星5つどころか、この欄一杯に星を埋めつくしたい。 映像の美しさ、演技、音楽、よく纏め上げた脚本、素晴しい演出。見ていた2時間半の間ずっと幸福な気分にしてくれました。 この映画は日本判「失われた時をもとめて」ではないでしょうか? 最後に長女がつぶやきます。 「みんなええ具合に行ったらええなぁ。」 まるでハッピーエンドのような終わり方。 彼女達の誰もがこの生活がいつまでも続くと無邪気に思っています。 けれども観客だけは知っているのです。 この後すぐに戦争と云う化け物が彼女達の幸福をめちゃめちゃにしてしまうことを・・・・ 俳優陣も文句なしです! 吉永小百合に到っては、これだけの役をもらってもって瞑すべしと言うくらいの素晴しさでした。 勿論、岸恵子、佐久間良子はミスキャストぽいにもかかわらず最高の演技。 石坂浩二、伊丹十三も素晴しい! また、脇役の新橋耐子や横山道代も一つ間違えると遣り過ぎになる所をうまくを抑え好演。 華やかな中、土間で泣いている三条美紀の「お久」が忘れられません。 唯一、こいさん役の古手川祐子が「不良」と言うよりは「あばずれ」に見えて「?」です。 しかし、冒頭見事な桜を見て発する「いやーぁ!」と言う感嘆の声、雪子の爪を切って「綺麗な爪やなぁ」の二言はまるで音楽のようでこれだけでも見る価値ありですね。 心が疲れた時、何かいやなことがあった時、繰り返し見たい映画です。 |
![]() 溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954 [DVD] |
何ともたとえ様の無い独特なモノクロ映像美です。
凄い。美しい。大映京都撮影所・・。1951〜54年作品ですが、まぁ、監督が溝口さんだ から、この5作品なのですが、黒沢さんの<羅生門>だって、この大映京都撮影所のスタッフ で撮影したわけだから、そりゃ〜もう、メチャメチャ撮影技術に情熱があったのでしょう。 逆光下で、レフ板&ライトを当てまくって、独特の豊かなモノクロ段調を作ったというか・・・。宮川さん、やはり凄いです。 でもね。地の利というか、撮影場所が京都&滋賀(琵琶湖畔)という近場も有利に働いている気もします。 (お遊さん)の嵐山・楓の若葉から登場するシーンなんか、これしかない!と感心させられる 光線の具合ですし、(祇園ばやし)の祇園・東山の風景は、午前中に撮影しないと、東山があのようなコントラストは出ません。 極端な言い方をすれば、写真道を自負する者ならば、 これらの撮影技術は、ただただ 感心するばかりです。 こんな映像美が、敗戦からたった6年目で世界に解き放たれたのですから、ハリウッド映画界 はおろか、世界が驚嘆したと感じます。ともかく、このような映像美はこれしかない・・。 最後にレストアされたとのことですが、若干フィルム雨があります。完全無欠は無理なのでしょうか??・・・・。 |
![]() The Makioka Sisters (Vintage International) |
これほど美しい文章を書いた谷崎潤一郎もすごいけれど、それを的確に翻訳したEdward G. Seidenstickerも本当にすごいと、ただただ感心いたしました。
日本語で細雪を読んで以来、これに凌ぐ作品は最近目にしたことがありません。 それをまた英語でもう一度読むと、改めて日本文化やましてその心が見えてくる気がします。 日本にいる一人の外国人として、このような翻訳がもっと行われることを心から願っております。 そして最後に谷崎文学を世界に広めてくれたEdward G. Seidenstickerに感謝したいと思いますので☆☆☆☆☆五つです! |
![]() 陰翳礼讃 (中公文庫) |
冒頭部分はあまりに時代感覚が違う内容で抵抗感を持つと思うが、読み進むにつれて、現代失われてしまった「陰翳」の魅力に引き込まれて行く。
著者が京都の有名な料理屋で、蝋燭の灯のもとでお膳の料理,漆器の椀物を食するくだりは秀逸で、さすがに文豪谷崎と思わず唸ってしまう。 ・・・もしあの陰鬱な室内に漆器と云うものがなかったら、蝋燭や燈明の醸し出す怪しい光の夢の世界が、そのはためきが打っている夜の脈絡が、どんなに魅力を減殺されることでしょう。・・・一つの灯影を此処彼処に捉えて、細く、かそけく、ちらちらと伝えながら、夜そのものに蒔絵をしたような綾を織り出す。(本文より) 谷崎は、美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳の綾だと説く。 そして、失いつつある日本の文化、陰翳の世界をせめて文学の領域に呼び返したいと述べている。 「陰翳礼讃」は昭和8年、著者47歳の作品で、当時としてはかなり斬新なエッセイであったと思われる。現在でも著名なエッセイスト達がかなり参考にしている節が見受けられる。 ものの本質を見失わず、また文化という便宜性や利便性にも流されないで、美や情緒という観念的なものを如何に表現するか。大変参考になる作品である。 |
![]() 機嫌のいい犬 |
小説家川上弘美初の句集。ここ17年間にぽちぽちと溜めた俳句を集めたもの。
素人っぽさは残るが、さすがに小説家だけあって言葉に対する感覚の鋭どさが随所に見られる。全体にほのぼのとした印象だが、日常を鋭く切り取ったスナップショットには時に目を瞠るものがある。 そういう意味で、語感を磨く修養としての俳句の効用を強く感じさせられる本だ(H23.1.2)。 |
![]() 夢の木坂分岐点 (新潮文庫) |
一人の平凡なサラリーマンが、《夢》と《虚構》と《現実》の狭間をさまよい歩く、幻想的な傑作長編です。これは、とにかく面白いです。この《面白さ》は、なかなか説明できません。作品の中に、奥深い《テーマ》が隠されていそうですが、私の読解力ではよく分かりませんでした。それにもかかわらず、とにかく面白いです。作品全体が《オデュッセウス》をモデルにした、一種の《英雄神話》として成り立っているような気がします。《再読マニア》の私としては、何度も読み返して、この作品の《謎》を解き明かしてみたい、と思いました。 (追記:この作品は、もしかしたら、英雄神話というよりも、《英雄誕生神話》なのかも知れません。凡庸な主人公が、遍歴の旅の果てに、《古き自我の死》と《新しき自己の誕生》を経験する。本作は、そういう《英雄誕生神話》としても読めます。単純解釈かも知れませんが。) |
2010-12-17公視晚間新聞(谷崎潤一郎作品 英日改編劇場演出)
"更多新聞在※ PNN公視新聞議題中心:pnn.pts.org.tw ※ 公視新聞網:news.pts.org.tw由英國的「合拍劇團」和日本「世田谷公共劇場」共同製作的《春琴》,改編自諾貝爾文學獎提名作家谷崎潤一郎的作品。敘述一段淒美的主僕之戀,由人偶合演,還有日本三味線演奏家一同來演出。 改編自諾貝爾文學獎被提名作家【谷崎潤一郎】的作品「春琴抄」,故事的是描繪一段悲劇性的主僕之戀。 面貌姣好、琴藝傑出的三弦琴老師春琴,九歲失明,佐助是他的僕人也是他的眼睛、對春琴有敬畏也有愛戀。最後佐助把自己刺瞎自己的雙眼,感受與春琴相同的世界。英國導演賽門.麥克伯尼表示,「春琴」是關於愛與人性的故事,具高度複雜和曖昧感,很多概念都被隱含在文字裡面,也是呈現這齣戲最困難的部分。 春琴這個角色由日本當紅女星深津繪里演出,不過小時候的春琴是人偶,由深津繪里親自操偶,用聲音來詮釋令人捉摸不定的春琴。 雖然用人偶來演戲,不過導演強調這不是日本傳統的人偶戲--文樂,只是引用了文樂的概念,值得一提的是這次還請到日本三味線的宗師來演出。 享譽國際的英國合拍劇團這次與日本世田谷公共劇場合作,這齣戲也曾榮獲日本讀賣戲劇獎及最佳導演獎,周五將在國家劇院登場。"
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