私は、産みたい
微妙な本である。
野田氏の様に、夫より子供誕生を最優先する姿勢に共感する人は決して多くは無いだろう。
むしろ夫である鶴保庸介の自然に任せて、出来なければそれは、それで仕方が無いという考え方のほうが
一般人として普通に感じる。
とは言っても、本書で書かれている某元首相(M?)の発言のように、「夫婦別姓を主張しているから子供が出来ないんだ」という、
暴論を支持する人はもっと少ないだろう。
社会の無理解があり、夫も無知。しかし当の本人の対応にも問題ありの三すくみ。
読後感はよくない。
しかしそれでも、この本に教訓を求めると、
本当に「私は生みたい」と考えるなら
・キャリアよりも、夫よりも、20代での出産を考える
・20代の内に卵管とか機能に問題が無いか検査する。
・リミットは45歳ではなく35歳である
つくづく妊娠しやすい10代20代に中絶、避妊を勧める
この国の社会も時代に合わなくなったと感じる。
生物学的に30過ぎれば妊娠の可能性はぐっと下がるのです。