きっと忘れない―ZARD‐OFFICIAL BOOK
本書は「レコーディング」、「作品」、「プロモーション」、「撮影」、「ライブ」、「ファン」、
「プライベート」、「闘病生活」の計8章から構成され、16年間ZARDサウンドを共
に作り支えてきた坂井泉水の身近に居たスタッフのインタビューと分かりやすい解説で、
坂井泉水という人物を理解する糸口が綴られている。
詳細は買って読む! として、兎に角楽曲作りに専念した理由や拘り、反面おっちょこち
ょいで悪戯好きというのはコンサートツアー「What a beautiful moment」でのミスった時
の舌だしや「永遠」のPVでの車(ポンティアックGTO)のボンネットの話などに結び
つくかと思えば、コンサート前バンドメンバーは長期にリハーサル重ねたが、彼女が歌っ
たのはたったの3回、それも通しで歌ったことがないと言う話には驚かされた。そうした
度胸の良さというのがPV撮影時に現れているように記されている。
本書を読むことで坂井泉水の作詞の世界観、そして歌声の印象も変わるのではないだろう
か、ZARDのボーカル坂井泉水を、ZARDのプロデューサー坂井泉水が客観的に観て
いるというのはすごい。すごいと言えば「君がいない」のバージョン違いで歌い分けして
いるのは流石プロだと思うが、そんな歌唱力についても書いてある。
最後に、当初より状況から自殺ではないとは思っていたが、本書を読んでそれは確信とな
った、結びつかない。メディアに出ないというスタイルをとってきた事と闘病生活とで格
好のネタにされてしまったのは歯がゆい思いです、〜合掌。
僕だけがまだ生きてる、その意味を君が僕に教えてよ。
大切な人をどんどん失っていって最初は悲惨な人生のように思いましたが、最後はとても羨ましい気持ちになりました。
「心の中には支えてくれる人達がいる」私もそんな出会いや生き方ができたらいいなぁ〜と思いました。
悲しくて辛い出来事も多くヘビーな内容なのに読み終えた後はなぜかすっきり。
「ま、それでも生きていこう」という気持ちにさせられました。なんだか前向きになれる1冊でした。
ZARD What a beautiful memory 2009 [DVD]
彼女がいなくなって本当にショックだった。
ライブで歌詞を間違えたり、忘れたり少し抜けた感じも本当に好きだった。
今聴いても良い曲ばかり。
元気をくれる曲を彼女はたくさんくれた。
今、まさに聴いて力を貰っている。
ZARD What a beautiful memory 2008 [DVD]
ryuさんのレビューに共感しコメントさせて頂きます。 「こんなにそばに居るのに」のZARDメンバー紹介の映像を見ていると、全身全霊をかけてステージに望んでいるミュージシャン達の熱き想いを感じます。そして、スタッフロール後の写真撮影の画像は胸を熱くさせられます。 2008年の福岡と代々木は 生涯の想い出です。
ZARD What a beautiful memory 2007 [DVD]
以前、発売された、ライブDVD「What a beautiful moment」では
カメラが定位置で、坂井さんに全く動きがなく、また黒い服を着ていらっしゃったので
顔だけが暗闇の中で、浮かんでいた印象でしたが、
今回のDVDでは明るい照明の中、坂井さんが生き生きと動き、また
カメラはアップをとらえ、正面・全身と映しまくりです。
ビーイングは、よくもこんな映像隠していたなあ、と感心しました。
これらの映像は、ほんの一部だけ見たことはありましたが、フルで見るのは初めてです。
ただし、このDVDをみる限り、歌をスタジオで収録していたのは、96年の「マイフレンド」までで、
その後の作品については、04年のライブ映像を使ったり(「瞳閉じて」)、外国でのオフ時映像(「止まっていた時計が今動き出した。」
「Today is another day」)が使用されていました。しかしながらこれらもかなり貴重な映像だと思います。
不満な点といえば、スタジオ収録でフルで歌っている曲で、私としてはそれを延々と見ていたいのに、
途中で、以前見たレコーディング風景とかPVとかが挿入されており、あー邪魔と思いました。
しかし、このDVDを見ることで坂井さんの人となりが少しは分かったかな?と思いました。
だから買ってよかったです。
坂井さんが亡くなってから、こんな形で坂井さんのこのような素晴らしい映像を見ることができたのは、
正直すごく寂しいですけど。