ゴールデン☆ベスト RCサクセション
いままでRCのベスト盤の類は数多かれど、これほどまでに、コンパクトに、かつ、ポピュラーなナンバーをまとめあげたものはない!
ライブのオープニングにもふさわしい、#1から始まり、今までデジタルで聴いたことがない#2に続く。#9・10・11は、RCファンでなくても、その年代に音楽を聴きかじっていた人は知っているでしょう。で、最後に#15・16で締めくくる。(ニクイ!)
確かに、ここに挙がっているナンバーのほかにもいい曲はいっぱいあります。まあ、それはそれとして、「RCのゴールデン☆ベストを一枚のCDで聴きたい!」という人には、まさにうってつけ!
個人的には、高校の修学旅行で熱唱してしまった#2が、思い出と共に嬉しい限りです。
俺たちのフォーク
ここに収められている懐かしい曲は、フォーク・ソングが爛熟した文化を作り、ニュー・ミュージックへと進んだ時代を代表する名曲ばかりです。
1970年代を中心とした当時のヒット曲を集めた2枚組コンピレーション・アルバムですので、幅広い年代をカバーしています。青春のメロディという性格を持っていますね。
冒頭に収録されている「友よ」の岡林達のシンプルでストレートな歌唱を聴くたびにあの時代の若者の持つエネルギーの象徴がこの歌に集約されていると感じます。70年安保に端を発した学生運動の連帯感を支えた歌だったといえましょう。
また五つの赤い風船の「遠い世界に」は、当時の若者の間で誰もが合唱した曲だと言えるでしょう。集会の際によく歌ったものです。
音楽が時代の空気を作っていたのです。時代性の象徴として「歌」が存在していました。
高田渡さんの「自転車にのって」、天野滋さんのヴォーカルが聴けるNSPの「夕暮れ時は淋しそう」、西岡恭蔵さんの名曲「プカプカ」など、残念にも鬼籍に入られた方々の歌声はCDの中では生き続けています。
赤い鳥の名曲「竹田の子守唄」も長らく放送禁止歌として扱われてきましたし、赤い鳥のベストアルバムにもほとんど収録されてきませんでした。そう言う意味ではこのアルバムの値打ちを分かっていただけると思います。
その他の収録曲のどれもが、前奏を聞いただけで歌いだしが思い出せるほどです。我々の世代の「ナツメロ」なのでしょうね。
もう一度、あの時代の「フォーク・ソング」を聴いてみませんか。
プロポーズ
‘2010年9月19日、福井市美山「楽く楽く亭」金木犀コンサートに行きますと、良さんが、六三とは、思えない若々しい姿で、夕焼けに暮れ行く外に居た。 年輪か、人のやわらかさを蓄えて、挨拶に応じてくれた。 この日プロポーズや、駒沢あたりで中心の、アコースチックな曲調で心に染み込む声を聴かせてくれました。 「ゴスペルー嘘でもいいからー」、それに「誕生日」、・・・すごい詩まで聴かしてくれた。 これが、プロポーズに、追加されているのです。 GREENWOOD/RECORDS・有難うございました。・・・
できれば、さらに夢が脹らんで、テレビのゴールデンタイムに2時間「加川良ライブ」の企画放映を、と、願うものです。